「燃やすごみ」の日になると、家の前にある集積所がカラスに荒らされる。その対策として一計、二計、三計を案じた。一計=ごみネットをかぶせる。二計=ごみを出す人間のためにボードに注意書きを張って立てる。三計は、カラス相手に“カカシ”(人型ハンガー)を立てた=写真。この1カ月余の間のことだ。
人間には、生ごみが見えないように紙で包む、レジ袋に入れるといった、ごみの出し方についての注意を喚起するしかない。ところが、一度生ごみをつついたカラスは、生ごみが見えなくてもあるはずだと決めてかかっているようだ。容器包装プラスチックの回収日でもごみ袋をつつくようになった。
わが家の前の集積所だけではない。別の集積所でも同じような問題が起きている。「この頃ゴミ集積所のゴミ散乱が目立っています」。先日、注意を喚起するチラシが隣組を通じて回ってきた。
ごみ収集作業に携わる人によると、カラスそのものが増えているらしい。それを受けての勝手な想像。スズメは人間がいるところに生息する。カラスも「都市鳥」化した。原発避難によって人がいなくなった双葉郡では、事故前と後とで数に変化はないか。スズメも、カラスも、人がいなくなったので、人のいるところに移動した個体があるのではないか。
ともあれ、人間がスキを見せるとカラスにつけこまれる。正しいごみの出し方を。
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