2012年11月17日土曜日

ケヤキの落ち葉


いわき駅前大通りのケヤキが落葉して歩道にたまっている=写真。車道のへりも落ち葉に覆われている。この時期、沿道の店の人たちが片づけても間に合わないのだろう。

別の場所だが、知り合いの店の前に公園がある。何年か前、知り合いが落ち葉をごみ袋に詰めていた。「燃やすごみ」として集積所に出すのだという。それはもったいない。翌日だったか、乗用車に積めるだけ積んで夏井川渓谷の無量庵へ運んだ。街の落ち葉を山に返す(家庭菜園用に堆肥枠に入れる)――そんな気持ちからだった。

その山里で落ち葉が降る、道路にも、線路にも。線路に落ち葉が積もると、列車の車輪が空回りする。そうならないよう、早朝、地元の人が自発的に近所の線路を見て回ると聞いたのは十数年前。今、別の人がそれを引き継いでいるかどうかはわからない。

先日、落ち葉で列車が空回りして遅れた、という新聞記事を目にした。切り抜いているわけではないからうろ覚えだが、磐越東線も、西線もそんな事態に見舞われた。

いわき駅前の大通りは、両側にケヤキが列をなす。震災の影響で空っぽになったビルもある。空きビルと落ち葉という取り合わせは少し寒い。それを温かい情景に変えようと、間もなくケヤキにイルミネーションが飾られる。

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