10月なのに真夏日とは! 8月下旬からぐずついた天気が続いている。きのう(10月4日)も夜明けは曇りだった。農作物にいいとされる「五風十雨」(五日目ごとに風が吹き、十日目ごとに雨が降る意)はもう過去のもの――うんざりしながら新聞を取り込む。
しばらくすると外が明るくなってきた。晴れている。7時なのに空気が温かい。茶の間と玄関のガラス戸を開ける。ついでに車内の熱気を逃がすために車の窓を開けようとしたら、おやおや、朝露をかぶった屋根にアシナガバチが1匹へばりついている=写真。生あったかさに誘われて動き出したのはいいが、まだ十分体が温まっていないのだろう。
たぶんしばらく動かない。デジカメを持ち出し、20センチほどの距離から接写した。それから少したって、体を動かし始めたと思ったら飛び去った。ハチの方がカメラを向けられて怖かったのではないか。
9月後半から長袖にしたり、半袖にしたりする日が続いている。きのうはためらいなく半袖に手が伸びた。午前中は茶の間で仕事をし、午後は会津からやって来た後輩とラトブでコーヒーを飲んでから、一緒に文化関係の会議に出た。部屋のエアコンが効いていた。
帰宅して、テレビをつけたら、小名浜で最高気温が31.5度だったことを知る。驚いた。実は前日の晩、「昔野菜」関係の集まりがあって、会議前に旧知の生産者と雑談した。この秋の野菜は日照不足でできがよくない。人間もそうだが、農作物には日照が一番、という話になったばかり。
こういうときには、数字で実際の動きを見るに限る。福島地方気象台のホームページで小名浜の気象データを確かめた。きのうの気温は昼前の午前10時50分にピークを迎えた。10月としては観測史上最高で、東北・北海道では小名浜が最も暑かった。
ついでに、本降りはむろん少しでも雨量を記録した日を数える。8月後半から9月末までで28日間に及んだ。これでは、「秋の長雨」というより「雨季」ではないか? きょうはまた曇りで夜遅くには雨になる。台風18号も日本海上を東進してくる。
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