2016年10月9日日曜日

第2回いわき学検定

「いわき学博士号」の取得をめざそう――いわき地域学會の第2回いわき学検定がきのう(10月8日)、いわき市生涯学習プラザで行われた=写真。42人が申し込み、38人が一次試験に挑んだ。石川県からの受検者もいた。
 初回の去年(2015年)は65人ほどから申し込みがあり、約50人が90分・100問に挑戦した。難問が多かったので、できるだけ多く上位の成績者がニ次試験に進めるようにした。その経験から、今年の問題は少しやさしいものにした、と担当者。

 歴史分野は正解が多かったという。しかし、統計ものには苦労したらしい。「平成27(2015)年10月1日現在、川前地区の人口は?」「いわき市の面積は平成25(2013)年10月1日時点で、全国の市のなかで第何位か?」などで、このへんは受検者でなくてもヤマカン頼りになる。

 地名の問題もあった。「いわきに『森戸』という地名があるが、何と読むのか?」。「もんじょ」だそうだ。あとでネットで検索したら、わが家から見える丘の陰、平上片寄地区の一部ではないか。灯台下暗し、だ。

「いわき学検定」の狙いは「学ぶ・わかる・楽しむ」体験を通じて、「わがまち・いわき」の魅力を知り、まちづくりや観光に生かしてもらうことだ。去年誕生した「いわき学博士」4人は、生涯学習や観光の推進・支援者だった。

 街なかを舞台に、美術展その他のイベントにかかわっている知り合いの若者が受検した。いわきの新しい文化ををつくる――いわきを舞台に若者が新芸術祭を展開している。いわきの昔話や歴史に材を取った「市街劇」もある。そういう催しこそ、「いわき学」を踏まえて遊ぶ、といった姿勢が大切になる。

 解答用紙と引き換えに答えの紙を渡した。すぐ自己採点ができる。去年も受検した知り合いの若者に聴くと、結構いい点数だった。10月29日には二次試験が行われる。

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