きのう(1月13日)は、晴れて曇って雪になった=写真。雪は午後3時前後から降ってきた。いわきの山間部では今季3回目らしいが、平地では初雪だ。
大きく湿った“ぼたん雪”だから、アスファルト路面では車の通行もあってすぐ消える。が、畑も河川敷も林もうっすら白くなった。山間部では日陰(南側に切り通しがあったり、杉林があったりするところ)が要注意だ。圧雪されて滑りやすくなっている――ということは、平地から山間部へ向かうとき、頭に入れておかなければならない。
浜通りは、きょうは「晴れ時々曇り」、あしたは「昼過ぎまで時々晴れ、所によって夕方から雪」という天気予報だ。けさは、橋の上はどうだったろう。水たまりができていたところは凍っていたに違いない。大学入試センター試験がきょう、あしたと行われる。受験生は、足元にはくれぐれも注意してほしい。
テレビが北国の大雪を報じていた。地吹雪に見舞われたところもある。その映像を見ながら思い出したことがある。
母方の祖父母の家が旧都路村(現田村市都路町)の鎌倉岳東南麓にあった。母親に連れられて真冬に訪ねたとき、猛吹雪になった。祖母は吹雪を「フギランプ」といった。ただの吹雪ではない。空からも足元からも雪が吹きつける「地吹雪」。小学校に上がるか上がらないころの記憶だ。
60年前後たった今も、吹雪の映像を見ると、「フギランプ」という言葉が頭に浮かぶ。なぜそんな言い方が生まれたのだろうと気にもなる。「吹き乱舞」という漢字を当てたくなるが、それでは文学的すぎないか、方言はもっと即物的なはずではないかと、もう一人の自分が言う。いつかは納得できる解釈に出合いたいものだ。
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