2017年1月21日土曜日

真夜中の緊急電話

 真夜中に電話がかかってきて、寝そびれたまま朝を迎えた。すると、今度はコンロや温水器が「ガス欠」になった。
 去年(2016年)11月22日早朝、ドドドドときた。震度5弱。そのとき、プロパンガスが自動停止をした。復帰ボタン=写真=を押したら復活した。今回は、地震はなかったが……。カミサンが復帰ボタンを押すと復活した。なにが原因だったんだろう。

 午前2時ちょっと前。電話の呼び出し音で目が覚めた。眠りに就いて3時間余り。カミサンがあらたまった様子で話を聞いている(だれかが亡くなった知らせではないらしい)。

 独り暮らしのおばあさんの家で、突然、明かりが消えた。それで、本人が緊急通信システムを使って受信センター(民間企業)に連絡した。カミサンが安否確認などをする「協力員」になっている。で、センターから緊急電話が入った、というわけだ。

 その家まで歩いて10分ほどだろうか。カミサンが「行ってくる」という。厳寒の真夜中だ、「気をつけて」とはさすがにいえない。車を出した。持参の懐中電灯で室内を照らしながら、ブレーカーを探す。私は、背は高い方だ。手を伸ばしてやっとつまみに触れられるというところにブレーカーがあった。案の定、つまみが下がっていた。

 つまみを上げると明かりが復活した。テレビもついた。オーブンは開いたままだった。ほかにもなにか電気器具を使っていたのかもしれない。

 詳しい話は避けるが、老人は、「自助力」だけでは日々の営みが難しくなっていく。とすれば、介護の力や近隣の「互助力」が必要になる。今回初めて、そういう力を必要とする“現場”を垣間見た思いがする。その印象が強かったのか、帰宅して床に就いても羊は現れなかった。

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