日曜日(8月20日)は昼前、半分カミサンのお供(運転手)でいわき市暮らしの伝承郷へ出かけた。「いわきキッズミュージアム」が開かれていた。前日は常磐の市考古資料館で同題のイベントが開かれた。両日とも滋賀県の滋賀絆アート支援プロジェクト実行委員会などが協力した。
伝承郷では、民家ゾーンで「竹で遊ぼう」「消しゴム版画でエコバッグ作り」「プラ金魚すくい」などが行われた。これに「滋賀の夏まつり」が同時開催された。同実行委などが流しそうめん、新潟のカレーライス・かき氷、関西のチヂミ焼きを提供したほか、滋賀の小中学生による和太鼓、新潟の子どもと大人のハンドベル演奏が行われた。
滋賀県は、東日本大震災後、さまざまな被災地支援事業を展開した。いわきの考古資料館・暮らしの伝承郷へも、同実行委が2011年から支援を続けている。伝承郷では今年(2017年)、2年ぶりに協力が復活した。
3年前、孫2人と伝承郷で合流し、同ミュージアムのイベントを楽しんだ。孫は流しそうめんの列に加わり、母親と竹細工に興じた。親子、祖父母・孫交流のいい機会になった。
スタッフやボランティアのTシャツ=写真=に見覚えがあった。手と手が親指でがっちり組み合い、親指が鳥の頭になって四つ葉のクローバーをくわえている。その下にはアルファベットで「いわき
滋賀/キッズミュージアム」の文字。希望を持ってはばたこう、ともに――といったところか。
この夏はなにかと「滋賀」が目に入ってきた。今年の「みやぎ総文」(全国高校総合文化祭)では、滋賀の彦根東高校新聞部が10年連続最優秀賞を受賞した。震災後は福島県をエリアに毎年、取材を続けている。同校硬式野球部も甲子園に出場し、初戦を突破した。直接関係はないのだが、同級生が滋賀にある大手企業の子会社で社長をしていたことまで思い出した。
滋賀絆アート支援プロジェクト実行委員会の粘り強い活動のおかげで滋賀が少し近くなった。
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