夏至から1カ月半、あした(8月7日)はもう立秋だ。朝、4時過ぎに目が覚めると、少し薄暗い。一日一日冬に向かって夜が長くなっている。
今年(2017年)はカラ梅雨気味に推移したが、終盤になってぐずついた。東北南部の梅雨明けは、平年が7月25日(平成22年までの平年値で、修正前は23日だった)。それから遅れること9日。8月2日に北部も含めて東北の梅雨が明けた。
この30年間で梅雨明けが8月にずれ込んだのは、昭和62(1987)年と、4年前の平成25(2013)年。ほかに、時期を特定できなかった年が、戦後最悪の凶作になった平成5(1993)年と、同10、15年だ。26年前の凶作時にはタイ米が緊急輸入されたが、日本人の口には合わなかった。首都圏に住む同級生から「国内産米がほしい」という電話が入ったりした。
さて、震災後、勿来海水浴場が再開され、四倉海水浴場がこれに続き、今年7年ぶりに薄磯海水浴場が復活した。きのう(8月5日)、平と小名浜の中間にある鹿島ブックセンターへ出かけた帰り、薄磯海水浴場=写真=に寄り道した。7月15日の海開き以来、そうしている。
7月19日。濃霧で砂浜にいたのは10人ほど。同29日もやはり濃霧で数人が砂浜にいるだけ。監視塔には遊泳禁止の赤旗が掲げられていた。きのうは白旗だった。霧はかかっていたが、断崖の上の灯台がうっすら隠れる程度で、砂浜は明るかった。初めて海水浴場らしい光景に出合った。海辺に100人ほど、堤防そばの駐車場に50人ほどがいた。
梅雨明け最初の週末だが、きょうは今年2回目の夏土用の丑の日。ここ数年、うなぎのかば焼きとは縁がない。そして、広島忌、平七夕まつり初日。朝、夏井川渓谷の隠居でキュウリを収穫したあと、街に戻って笹飾りの下を歩いてみるか、かば焼きの代わりに焼きそばかなにかを――なんて考えている。
あした立秋からは、新聞・テレビ・ラジオの「暑中見舞い」広告が「残暑見舞い」に切り替わる。海には土用波が立つ。すっきりしないまま、暦の上では夏から秋に移り変わる。けさも曇り。
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