もう1年以上前になる。朝10時ごろ、四倉へ用があったついでに道の駅へ足を延ばした。高齢者でにぎわっていた。夫はまだ車を運転できる、妻もそれなりに体が動く。それだけではない、歩いてくる高齢者もいた。近場の人たちがまちのスーパーと同じ感覚で日常の買い物をしていた。
わが家から道の駅よつくら港まではおよそ8キロ。15分もかからない。店内には大量生産・大量消費の物流システムにはのらない個人の生産物も並ぶ。いわば、産直。野菜とその加工品が典型で、主に梅干しと漬物を買う。三和町の「三和ふれあい市場」もそうだが、白菜は朝のうちに行かないと売り切れ――という事態になりかねない。「直売所兼スーパー」として、朝、「道の駅」が地元の人間でにぎわうのはそのためだろう。
白菜は2玉をそれぞれ八つ割りにして漬ける。この冬はもう2回漬けた。カミサンがAさんにやり、Bさんにやりしているうちに、残りが少なくなった。そこへ、カミサンの知人が白菜を持ってきた。もう1玉は――。南の白菜ではなく、地元か北の白菜を手に入れたい。
朝、道の駅へ白菜を買いに行った。ついでに、ネギ・ナメコ・たくわんを買った。やはり、中高年組でにぎわっていた。私ともう1台、国道6号の南と北から同時に道の駅へ入った車がある。帰りも同じ時刻になった。久之浜方面の主婦のようだった。
白菜はいわきの北の広野町産だった。これで年末年始は新鮮な白菜漬を食べられる。生産者の名前がわかるところが、道の駅が身近なスーパーとして機能している理由でもある。
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