2018年12月1日土曜日

庭は“蜘蛛の巣”城

 きのう(11月30日)の続き、といえばいえるか――。私は「花より野菜」派だ。夏井川渓谷にある隠居の庭では土いじりをする。しかし、自宅の庭にはほとんど手を出さない。カミサンが“庭師”になって生け垣の剪定などをする。
 春のスイセンに始まって、秋のホトトギスとフヨウまで、わが家の庭はだいたい花が咲いている。花の蜜を求めてチョウやハチが来る。実を求めて鳥が来る。“座業”に疲れた目と心をいやすには手っ取り早いワンダーランドだ。

夏から秋には、一日、車を乗らないとサイドミラーに蜘蛛(くも)の糸が付く。巣を張るのはナガコガネグモだったり、ジョロウグモだったりする。庭にやって来る虫たちが狙いだ。

人間の背丈より低いと、巣は人間に破られる。地上2~3メートルの空中に、大きくなった雌たちが分散している。ちょっと前までは庭が“蜘蛛の巣”城だった。今もまだ玄関わきにジョロウグモの雌が残っている=写真。写真ではカットしたが、すぐ上に小さな雄も控えている。

 10月の初めだったか、同じように庭が蜘蛛の巣城になっているFB友がぼやいていた。蜘蛛の多い理由を隣人に尋ねると、こういわれたそうだ。「花だらけにしたのが原因」。花に虫たちが来るので、蜘蛛の天国になった。なるほど、小さな庭にも「食物連鎖」のメカニズムが反映しているわけだ。花がなければ虫は来ない。虫がいなければ蜘蛛も来ない。それはそれで寂しいものだ。針葉樹を中心にした枯山水のような庭を見ればわかる。

 きょうから師走。とはいえ、庭のカエデはようやく紅色に染まってきたところ。蜘蛛もまだまだ居座っていそうだ。

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