2024年2月15日木曜日

白梅

                      
   火曜日(2月13日)は、日中、石油ストーブを止めた。翌日も気温が上昇し、正午にはやはりストーブを止めた。

水曜日は午後2時で室温24度弱。暖房のぬくもりが残っていたとしても、セーターを1枚脱がないといられない暖かさだった。

2月にしては異常な陽気だ。街場の白梅も至る所で開花したり、満開になったりしたのではないか。

わが家の南隣にある義弟の庭の白梅は満開だった。ついでにじっくり庭を眺めると、シュロが3本あった。2本ではなかった。今まで中くらいのを1本、見落としていた。

 先の連休中に確かめたことだが、夏井川流域の「梅前線」は渓谷の手前、小川町・高崎に到着していた=写真。なぜかここは開花が早い。満開だった。

 夏井川渓谷にある隠居への行き帰りに、田んぼ道と国道399号、県道小野四倉線を利用する。

そのルートでは、高崎の白梅のほかに、平市街の「幽霊橋」(お城山の六間門と八幡小路を結ぶ天空の橋)そば、急斜面の白梅が真っ先に開花する。ただし、ここの白梅は8年前に剪定されて以来、開花を確認していない。

高崎でも今年(2024年)、異変が起きていた。紅梅が咲いたので白梅も、と期待しながら車を走らせたのだが……。

県道小野四倉線とJR磐越東線をまたいで、県が広域農道の建設工事を進めている。

同農道は、四倉町玉山地内から二ツ箭山の中腹を縫い、小川町高崎地内で県道小野四倉線に接続する延長10キロ強の天空のハイウエーだ。

 その終点、跨道(線)橋と交差する県道沿いに白梅が何本か植えられてあった。その中の1本が伐採されていた。

写真の白梅は跨道(線)橋の下流部、道路沿いにポツンと立っている。反対側に知人の家がある。

渓谷のフキノトウを摘んだときにも書いたのだが、この冬は梅の開花も遅いような気がする。過去のブログを引用する。

東日本大震災(2011年3月)が発生する直前の1月――。「幽霊橋」(高麗橋)の下、国道399号の急斜面にある梅の木が1月14日には満開に近い状態だった。

夏井川堤防沿い、平字中神谷地内の農家の庭でも梅の花が見られた。国道399号と一部重なる県道小野四倉線沿いでは、平地から一段高くなる小川町・高崎あたり、知人の家の梅の木がちらほら花をつけていた。

翌年は逆に、「梅前線」がなかなか到着しなかった。旧小名浜測候所による生物季節観測では、小名浜の梅開花の平年値は2月18日。この年、小名浜では開花が3月22日と、平年より1カ月も遅れた。

渓谷の牛小川の手前、椚平に友人の家がある。ここでは2015年、師走のうちに咲き出したことがある――

梅の開花時期には2カ月ほどの幅がある。この冬は暖かくて、かえって花芽の覚醒が遅れたか。

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