2024年2月22日木曜日

暖房要らず

                              
 朝まで寝ている体力がなくなったのは間違いない。このごろは寝床にもぐりこむと、3時間おきに目が覚める。

 2月19~20日はしかし、理由がちょっと違った。掛け布団の下にタオルケットを2枚重ねて寝る。防寒用だ。真夜中、布団の中に熱がこもって寝苦しくなり、それで目が覚めた。茶の間へ行くと、室温は19度ちょっと。寒さは全く感じない。

 いつもだと、パジャマの上に1枚はおり、こたつの下に敷いてある電気マットをオンにしてから、ブログをアップするのだが、防寒の必要はなかった。

 そのあと再び寝床にもぐりこんだが、やはり熱がこもって寝苦しい。タオルケットを1枚はずすと、なんとかいつものぬくもりに戻った。

 室温は最も冷え込む夜明け前になっても、そう変わらなかった。19度を少し下回った程度だった。石油ストーブはつけずに、こたつの電気マットだけにした。すると、こたつにもすぐ熱がこもる。オフにしたり、オンにしたりしながら、中の温度を調節した。

 屋内でそんな具合だから、外でも寒さはほとんど感じなかった。2月も後半、地べたにもあちこちに緑の針のような芽生えが見られる。

その中で1カ所、風で飛ばされてきたプラスチック片かと思うほどに小さい紫色のかけらがあった。近づいてみると、スミレだった=写真。近くにジンチョウゲがある。これも、一つ、二つ、小花を開いていた。

このところ、「三寒四温」が続いている。寒暖の波を繰り返しながら、全体としては春に近づいている。

「三寒四温」は、もとは中国北部や朝鮮半島北部の冬の気候を表す言葉だったそうだ。これが日本では春先、低気圧と高気圧が交互にやってきて寒暖を繰り返すことを指すようになった。

「光の春」と「寒さの冬」という言い方もある。光と寒さが綱引きするなかで、大地は春へと装いを変えつつある。

自分のブログで確かめると、わが家の庭のスミレとジンチョウゲが咲き出すのは3月上旬だ。2月下旬の開花はずいぶん早い、といえるかもしれない。

 20日は日中、気温が上昇した。小名浜と山田町では最高気温が22.5度に達した。むろん今年(2024年)最高だ。山田はこれに「2月の観測史上最高」が加わった。

 こんなわけだから、日中も石油ストーブはつけずに過ごした。部屋の引き戸も開けたままにしておいた。

 さすがに夕方は室温が下がったので、ストーブをつけ、引き戸を閉めると、すぐ部屋に熱がこもった。暖房要らず・毛糸の上着要らずの目安は室温20度というところだろうか。

 ただ、やはり大気は寒暖を繰り返す。21日は一転、冬に逆戻りした。22日と続けて南岸低気圧が停滞し、「雨か雪」の予報だ。この落差がこたえる。

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