元日は晴れ。2日は夜更けに雨が降った。3日も夜、少し雪が降ったらしい。
2日はトイレに起きて雨音に気づいた。3日の雪は日付が替わった4日未明、SNSで知った。
今年(2025年)最初のブログを投稿するついでに、X(旧ツイッター)とフェイスブックをのぞいたら、いわきのあちこちから雪の情報が上がっていた。
夜が明けてから周りを確かめる。雪が積もった気配はない。が、道路は少しぬれて光っている。いわきの言葉で「たっぺ」(アイスバーン)になりかけているようだった。
庭の車は、屋根にまだら雪が残り=写真、フロントガラスが凍っていた。日が昇ると、縁側のひさしから解けた雪が雨だれになって落ちてきた。やはり、3日の夜更けには平の神谷も雪になったのだ。
4日は土曜日。仕事始めを行ったところもあるようだが、役所などは5日の日曜日を含めて正月休みだった。
この年末年始はいつになくのんびりした。カレンダーの巡り合わせがよかったのだろう。
元日付の市の広報は12月28日に配った。それから8日間は何もせずに過ごした。わが「初仕事」のごみネット出しは6日になった。
ということで、正月三が日の天気の話に戻る。俳句の世界では、三が日に降る雨や雪を「御降(おさがり)」という。新年の季語である。
出羽の国(山形県)に生まれ、磐城平の專称寺で修行し、幕末の江戸で宗匠として鳴らした俳僧に一具庵一具(1781~1853年)がいる。若いときにこの俳僧を調べたことがある。
昭和41(1966)年、村川幹太郎編『俳人一具全集』(同全集刊行会)が村山市で発刊された。
そのなかに「御降」の作品が6句ある。うち4句はこれまで何度かブログで取り上げた。残る2句を紹介する。
御降にやがて庭木の雫(しずく)かな
御降に心の花の匂ひかな
1句目は御降がやんだあと、雪が解けて雫が垂れている様子を詠んだか。2句目は「心の花」が難しい。それが匂う、とはどういうことだろう。
ま、俳句はともかく、いわき地方ではずっと乾燥注意報が続いていた。それが1月2日夜9時過ぎにはいったん解除になった。
とはいえ、4日未明にはまた乾燥注意報が発表された(5日夜8時20分、解除を発表)から、2日の雨も、3日の雪も、ほんのちょっぴり空気を湿らせただけにすぎなかったようだ。
冬はこたつに足を突っ込んだままでいることが多い。どういうわけか、冬場はいつも右足のかかとにひびが入る。すでに師走からかかとにクリームを塗るのが日課になった。
これからは静電気にも悩まされる。車を降りてドアを閉めたとき、エレベーターホールの出入り口ドアを開けたとき、エレベーターに乗って「閉める」ボタンを押したとき、ビビッとなる。そんな「痛さ」がしばらく続く。
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