2012年7月24日火曜日

ヤマユリ満開


夏井川渓谷のヤマユリが満開になった=写真。南東北の梅雨明けはまだだが、きのう(7月23日)、4日ぶりに青空が広がった。梅雨も明けずに夏が終わって、秋口のような涼気に包まれた――。そう感じるような、ここ数日の天気だった。けさも一転して曇り空だ。

きのうはさすがに半袖シャツに着替えた。先週末からきのう朝の散歩までは長袖シャツ。でないと、年寄りは気温の変化についていけずに風邪を引く。散歩を終えたあと、なんとなく空気が熱を帯びているように感じられた。で、すぐ半袖に着替えた。曇天だったのが、あっという間に青空に変わっていった。

ヤマユリは、夏井川渓谷を含む阿武隈高地に夏がきたことを告げる花だ。青空に入道雲がわき、大地にヤマユリの花が咲く――これが、私の中で阿武隈高地の梅雨明けを象徴するイメージになった。

季節がひとつ巡ったことを実感する。ヤマユリの花と遭遇したからだけではない。ニイニイゼミがやっと鳴きだした。知人によれば、暑かった日にヒグラシが鳴いて、そのあと沈黙した。気温が急に上がったり、下がったり。いきものたちもとまどっているのだろう。

夏井川の下流、わが散歩ルートの河川敷では先週末(7月21日)、オオヨシキリの声が途絶えた。きのうもオオヨシキリの鳴き声がなかった。南へ去ったのだろう。私の記録では、オオヨシキリは7月下旬にはほぼ「音なし」になる。

行きつけの魚屋さんとの、曇天下、夕方の会話。「暗いのは曇ってるせいですか、日が短くなってるせいですか」「両方だよね、夏至から1カ月だもの」。夏の中に秋がしのびよっている。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

記事と全く関係の無い話題で申訳ありませんが、地域の生態系について真剣に取組んでいるアクアマリン職員の方が、諸方面からの圧力に屈せず、職を賭して、トンデモ学者と戦っておられ、貴下の古巣『いわき民報』でも論陣を張っておられます。

参照 http://blogs.yahoo.co.jp/fukushimaaqua/archive/2012/7/23

先日、21・22日に催されたホタル鑑賞会は地元県議・市議・副市長らを来賓に、盛大に?催されましたが、その仕掛け人である阿部宣男氏(板橋区ホタル生態環境館職員)は「ナノ純銀による除染」などというエビデンスの無い放射線の除染法を提唱し、「ホタルは0.5μsv/h以下の環境でないと発光しない」という珍説を展開しているトンデモ学者です。

参照 http://hotaruabe.blog72.fc2.com/

何も知らずに阿部氏に乗せられた湯本町商工会、自治体、大熊町民ら、地方議員、ボランティアの東日本国際大・いわ短らの学生などを巻き込み「震災復興」の美名のもと、地域生態系を脅かしかねない暴挙に出、それを告発した志あるアクアマリンふくしまの職員は、今まさに辞職に追い込まれんとしています。

かようなインチキ学者のいわき市内での詐欺まがいの行為が告発されることを切に希望します。