いわき市の写真集団ZEROの作品展「刻・写真の系譜」があした(19日)まで、北茨城市の茨城県天心記念五浦美術館で開かれている=写真。
いわき民報に14日スタートの告知記事が載った。せがれが加わっている。こっそり見に行くことにした。「海の日」の16日正午前、近くの常磐バイパスを利用して北茨城市を目指した。わが家のある平中神谷からはざっと40分。夏井川渓谷の無量庵へ行くのとそう変わらない。
北茨城市は「関東」だが、「東北」のいわき市、特に南部の勿来とはつながりが深い。北茨城を「東北」と思ったことはないが、いわきを「関東」の延長と思うことはある。とりわけ気候だ。いわきの気候は東日本型のうち東海・関東型に入る。夏は温暖多雨、冬は冷涼乾燥が特徴だという。
今年、いわき市で唯一再開された勿来海水浴場のそばを通った。海開きのイベントが行われていた。17日の新聞は、全国紙も1面に勿来海水浴場の海開きの記事を載せた。北関東から勿来の海は近い。来る勿(なか)れではなく、どうぞおいでください、という思いが募る。
さて、写真展だ。写真集団結成の呼びかけ人である上遠野良夫さんを含む43人がおよそ150点の作品を発表した。個展歴のある人がかなりいる。見ごたえがあった。上遠野さんと少し話した。
せがれの作品は――。津波とその後の火事で消滅した久之浜のマチの夕暮れ、幼児が一人歩いている写真と、幼児の顔をアップした2点。幼児はいずれも孫だ。「(写真の)孫に会いに来たようなものだね」。カミサンのつぶやきにうなずいた。入場無料。
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