2017年9月3日日曜日

リスが路上で死んでいた

 いわき市小川町高崎地内。平地の市街から夏井川渓谷へと駆け上がる手前、左手対岸に夏井川第三発電所が見えてくる。右側は崖。前方に磐越東線のトンネルともう一つ先の崖をつなぐ高崎桟道橋(空中鉄橋)が目に入る=写真。
 ここだけ道路(県道小野四倉線)が直線的なせいか、スピードを出す車が多い。で、輪禍に遭ったいきものが路上に横たわっていることがある。先日はリスが犠牲になった。イタチか、イタチにしては小さいな――いったん通り過ぎたあと、バックして確かめたら、体長と同じくらいに尾が長かった。

 7年前には同じ場所でタヌキの死骸を見た。早朝、カラスが3羽、死骸に群がっていたところを見ると、夜間、車にはねられたらしい。いきものがはねられやすいスポットがあるようだ。

 リスにはめったにお目にかかれない。渓谷のヤマベ沢で日中、里山の石森山で早朝、目撃したことがある。いずれもすばやく前方の道を横切って行った。何カ月か前の早朝、わが家と隣家の間からリスが歩道に現れたことがある。ここは街なかだぞ、一瞬目を疑ったが、イノシシやキツネが闊歩する地域になったのだ、リスが出てもおかしくないか――と納得した。

 高崎のリスは、未明に森から出てきて、道端でうろうろしているところをはねられたのかもしれない。以前は、対岸の発電所に直結する木橋があった。今は道路を横切っても行き場がない。眼下に川があるだけだ。車に無警戒の若いリスだったか。

 ハクビシン、タヌキ、ノウサギ、フクロウ、テン、イタチ、コジュケイ、ヤマカガシ、キジ雌、カルガモ……。これまで路上で見てきた野生動物の死骸だ。そのリストに、新たにリスが加わった。写真は撮ったのだが、頭部の損傷がひどい。ブログに載せるのはやめた。

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