2012年2月5日日曜日

「半壊」判定


昨秋、屋根の瓦が1枚割れ、コンクリートの基礎に亀裂が入っている話を書いたら、匿名さんから「被災申請を出して判定を受けてください」というありがたいコメントをいただいた。

それにしたがって「り災照明」の申請をしたら、いわき市から人が調査に来た。母屋は「一部損壊」、離れは「半壊」の判定だった。その後、わが家に遊びに来た建築のプロたちに話すと、「再申請をしたら」という。不服申し立てである。先日、東京から応援に来ている公務員氏と判定員の建築士2人の計3人が再調査にやって来た。

水平・垂直を測る道具を使い、家の内外をこまかく見たあと、目の前でマニュアル化されたチェック項目に点数を書きこんだ。「半壊」の判定だった。匿名さんからいただいたコメント通りになった。匿名さんのアドバイスがなかったら、そのままにしておいたことだろう。あらためて感謝申し上げる。

判定した建築士さんの話では、基礎のコンクリートが割れて家の北西側が少し沈んだ。それで2階北側の床が2センチ近く下がったために、壁と梁との間にすきまができた=写真。道路に面した北側1階の床にボールを置くと、コロコロ転がっていく。推測していたとおりの結果になった。

台所の外壁、戸のすきまなど、専門家に指摘されるまで知らなかった亀裂、ひずみもある。「土台は50万円くらいで直るんですかね」の問いに、建築士さんは首を横に振った。いやはやである。

「半壊」の証明書が出るのはざっと3週間後。応援の公務員氏は支援・減免など利用できる制度の説明をする一方で、「一部損壊」の証明書を持ち帰った。ここはありがたく制度を利用させていただくことにする。夜、疑似孫の父親に電話で点数を告げたら「大規模半壊に近い半壊ですよ、それは」ということだった。思っていた以上に家は傷んでいた。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

我が家も半壊でした。ご存じでしょうが、その後の支援金などの手続きや市県民税などの申告も忘れずにして下さい。詳しくは市役所H/Pで。