きのう(12月28日)の朝は、いわき(といっても小名浜)の最低気温が氷点下3.3度だったと、夕方のテレビが伝えていた。この冬一番の冷え込みだ。
平地(マチ)のわが家の南隣、義弟の家の庭に霜柱ができた=写真。このところ毎朝、カミサンが入院中の弟に代わって庭の片付けをしている。それで霜柱に気がついた。全天青の夜明け、雲のふとんがないのだから、放射冷却にあって地中の水分が凍りついた。いわきのハマはもちろん、マチもヤマも霜柱ができるほど空冷された、というわけだ。
平地だから霜柱の長さ(高さ)は1~1.5センチ程度だが、渓谷では5センチくらいにはなったはずだ。もっと山あいでは表土そのものが凍りはじめたかもしれない。隠居の畑だと、厳寒期には地表から7センチくらいの凍土ができる。生ごみはそれでしばらく埋められない。(堆肥枠のなかに投入する)
さて、きのうは急冷されたが、「暖冬」で推移していることは確かなようだ。フェイスブックにアップされる情報やテレビのニュース、直接耳にする話でもそれを実感できる。「狂い咲き」、あるいは「返り咲き」という言葉を思い浮かべることが多い。紅梅が咲いた、干し柿がかびた、フキノトウが出てきた、という話も聞く。
いわきの平地では、干し柿はかびることがある、という話を昔から聞いている。だから、暖冬になれば失敗する。もう一人の義弟が「かびちゃった」といっていた。
フキノトウは、いわきでは師走のうちに頭を出すのも珍しくない。私自身、毎年ではないが年末に渓谷の隠居の庭に頭を出したフキノトウを摘んで、元日の雑煮に散らして食べる。渓谷の住人に教えられたことだ。
干し柿がかびるのもフキノトウが頭を出すのも、いわきの冬の「想定内」。驚いたのは「タケノコが生えてきた」ことだ。ただしそれは伝聞で、話してくれた人が見たわけではない。にしても、この冬は今までとちがった「異常情報」が多い。
わが家の庭のスイセンは、これまで年が明けてからしかつぼみをもたなかったが、一輪だけ今にも咲きだしそうにふくらんできた。わが家のスイセンの「定点観測」でいえば、暖冬でもちょっとおかしい。もう春がきたと勘違いしているのだろうか。
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