カミサンの実家(米屋)で日曜日(12月10日)、師走恒例のもちつきが行われた。
ドラム缶を利用したカマドで糯米(もちごめ)を蒸し、機械でつく。私ら夫婦も加わって、4人でつくる。私は、カマドにたきぎを絶やさないようにする火の番、“釜ジイ”だ。今年(2017年)は、でも、手伝いがなくてもいいといわれた。つくる量が減ったのか。
もちは1キロ単位でポリ袋に入れられる=写真。紙でいうと、B5サイズ。もちがやや固まって薄いかまぼこ型になったのを二つに切り、さらに、焼いて食べられるような薄さに切って冷蔵する。正月には、それが雑煮になって出てくる。
顧客のほか、身内・友人に配る。一晩たったきのう(12月11日)、平(八幡小路、下平窪)~小川(福岡)と国道399号に沿って巡り、二ツ箭山中腹を貫く広域農道~石森山の里山ルートで帰って来た。
広域農道はいったいどこからどこへ通じるのだろう。四倉の上岡地区から始まり、天空を突っ切って小川町福岡で終わっているが、「上岡トンネル」は通行禁止のままだ。それこそ宙に浮いている道路、という印象が強い。
このルートを選んだのは、知人の女性が沿線にカフェを開くのにいい物件を見つけたといっていたからだが、その建物はどこにあるかわからなかった。
さて、もちつき手伝い不要の背景には、新米価格高騰があったのかもしれない。今年は飼料米の作付面積拡大、8~9月中旬の天候不順で、新米が高値で推移した。そのうえ、浜通りの相双地区は原発事故のために米の作付面積がゼロに近く、いわき市の米の仕入れ価格は通常でも高くなる傾向にある、という。今年はありがたくもちをいただくことにしよう。
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