いわき市泉町下川字大畑地内の海岸から約250メートル沖合にある照島は、断崖絶壁の小さな島だ。ウの生息地として昭和20(1945)年2月22日、国の天然記念物に指定された。
以前から、崖の崩落が進んで島全体が小さくなっている――とは指摘されていたが、7年前の東北地方太平洋沖地震では、「ソフト帽(台形)」が「とんがり帽子(三角形)」に変わるほど激しく崖が崩落した。
バードウオッチャーには、照島は特別な場所だ。照島を観察できる陸地はゴルフ場に変わったが、会社の協力で毎年12月、震災後も変わらずに日本野鳥の会いわき支部がコースわきで観察会を開いている。
ソフト帽型の照島は昔の写真で見るしかなくなった――そう思っていたら、なんとJR泉駅前に照島のモニュメントがあった=写真。わきを通ったとき、昔の照島のかたちをしていることに気づいた。
平成11(1999)年、泉駅が橋上化されて、常磐線をまたぐ自由通路が完成したときに、照島に似た自然石がモニュメントとして設置された。岩の上にはウミウが2羽。ウミウは鈴木博之さんが平成16(2004)年に制作――と銘板にあるから、5年後に付け加えられたか。作者の鈴木さんには記憶があるようなないような……。顔も思い出せるのだが、どうだろう、自信がない。
昔、泉駅から小名浜へと通じる臨港鉄道を利用して、学校の1年先輩の家へ遊びに行ったことがある。きょう(1月9日)は夕方、その家へ車で出かける。昔と同じように一泊飲み会をする。あしたのブログはそれでお休みします。
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