2018年1月28日日曜日

カメムシ、力尽きる

 今年(2018年)の松が明けて間もない夜、茶の間を飛び回る虫がいた。電灯の笠に止まったところを見ると、カメムシだった=写真。どこか(開け閉めをやめた雨戸の戸袋?)で越冬中だったのが、気温が上昇したためにフラフラ出て来たのだろう。
 あとでこの日の最高気温を確かめたら、いわき市山田町で12.4度(午後2時)、小名浜で12.3度(午後3時)だった。10度を超えたために冬眠が解かれたのかもしれない。

 このカメムシはしかし、越冬中の場所には戻れなかったようだ。数日後、畳の上にひっくり返っていた。

 今冬最強の寒波が押し寄せたのはその何日かあと。初雪が降って積もった22~23日の翌日は、最低気温が小名浜で氷点下4.6度、25日は氷点下5.2度だった。
 
 わが家の台所は大丈夫だったが、風呂場の水道管が凍結した。近所の故義伯父の家も風呂場の水道管が凍結して3日間出なかった。庭に置いた水瓶(みずがめ)には厚い氷が張り、メダカが白い腹を見せていた。やはり「大寒」だ。いわきも極寒期に入った。

 テレビで茨城県の袋田の滝のニュースが流れた。完全凍結までもうちょっとだという。すると、夏井川渓谷の隠居の向かいにある「木守の滝」も――。

 木守の滝が凍っていれば、アイスピックで少々かち割り、夏まで隠居の冷蔵庫(冷凍室)にしまっておく。きのう(1月27日)、渓谷へ行く気になったが、寒風に怖気づいた。また風邪を引いたらコトだ。こたつに入って丸くなって過ごした。

 隠居の庭の菜園も、凍土が厚みを増したことだろう。生ごみを埋めようにもスコップでは歯が立たない。

 隠居で、週末だけの家庭菜園を始めて20年余。生ごみを「燃やすごみ」として出さずにきたが、今回はついにそれが途切れた。水道管凍結よりも、生ごみを「燃やすごみ」として出したことがこたえた。(あとで自分のブログを見ていたら、5年前の1月にも一度、「燃やすごみ」として出していた。いや、出されていた。理由は風邪で隠居へ行けなかったからだった。今回も同じ)

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