猪苗代湖への飛来をニュースで知って以来、街への行き帰りに夏井川の堤防を利用して、ハクチョウ飛来の有無をチェックした。
きのう(10月19日)、それとは別に、夏井川渓谷の隠居へ白菜苗と三春ネギの芽生えの様子を見に行った。途中、小川町・三島で道路が夏井川と並走する。小川江筋の取水堰が流れをゆるやかにしている。そこがハクチョウの越冬地のひとつだ。冬鳥のマガモが3羽飛来していた。ハクチョウの姿はなかった。
隠居で少し土いじりをしたあと、帰途に就く。三島の夏井川が視野に入ると、浅瀬にハクチョウが2羽と3羽=写真=に分かれて、翼に首を突っ込んで眠っていた。マガモを見てからわずか1時間後だ。夏井川のメーン越冬地・平窪(平)から流れて来たのではないか。平窪もチェックしなければ――。
いわき市内の夏井川には越冬地が3カ所ある。上流から三島、平窪、塩~中神谷(平)で、冬、日常的にハクチョウを観察しているのは塩~中神谷だ。平窪は、上流の久太夫橋からチェックした。川面がハクチョウで白く点描されていた。大挙して飛来したようだ。これまでのウオッチング例からいうと、50羽以上はいるのではないか。
塩~中神谷はどうか。新川との合流点で道路拡幅のための護岸工事(右岸・山崎側)と、砂利採取(左岸・塩側)が行われている。なにかとざわついているためか、まだ姿を見せない。平窪で長旅の疲れを癒しながら、徐々に三島へ、塩~中神谷へと分散していくのだろう。
ところで、写真に撮った三島のハクチョウ(翼を広げている個体)だが、データを拡大するとくちばしの黄色い部分が黒い部分より多い。体も見慣れたコハクチョウより大きかった。オオハクチョウの若鳥のようだ。最初の飛来がオオハクチョウというのは初めてだ。この何日かで北国も冷え込み、コハクチョウと一緒に渡って来たのだろう。
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