4時前には暴風が去ったのか、時折、茶の間のガラス戸がガタッ、ガタッと鳴るだけになった。雨もやんだ。台風は、4時ごろには山形県米沢市付近を、5時ごろには宮城県仙台市付近を北東へ進んでいる。6時になったら、週明け最初の仕事、家の前の歩道にごみネットを出して、電柱にひもをくくりつける。
さて、きのうの日曜日も朝は雨だったが、夏井川渓谷の隠居へ出かけた。三春ネギの苗床(予定地)に石灰をまかないといけない。白菜苗の様子も見たい。石灰をまく程度なら傘をさしてもできる。カミサンもしかたなくついて来た。途中、小川町に入ると山が霧でかすんでいた。わらぼっちが生徒のように並んでいた=写真上。
三春ネギは平地のネギと違って秋まきだ。毎年10月10日前後に種をまく。今年(2018年)は畳1枚分くらいのキュウリのうね跡とそばの空きスペースを苗床にする。事前の石灰散布は、時間的にきのうがギリギリだった。
隠居の庭に立つのはミニ同級会を開いて以来、2週間ぶりだ。白菜のうねはこの間にびっしり草に覆われていた=写真下。
8月下旬、30株近い収穫を見込んで種をまいた。が、ちゃんとした苗として残っているのは数えるほどしかない。種まき直前に菜種の油粕をまいて土にすき込んだ。それから発生したガスで発芽障害がおきたらしい。育った苗も虫に食われて、ところどころボロボロになっている。
種をまいてから1週間後、残った種を育苗トレーにまき、わが家に持ち帰って台所南側の軒下に置いた。少しナメクジの食害に遭ったが、あらかた順調に育っている。これを補植するしかない。ゆうべはさすがにトレーを玄関の中に移した。
白菜は、これからしばらく虫対策が欠かせない。昔、カブの種をまいて芽が出たあと、黒い虫に葉を食べられて全滅したことがある。白菜もそうなりかねない。キュウリの収穫時、週に2回は隠居へ通った。今度は虫をブチッとやるために通わないと――。(忘れていた。三春ネギもこの暴風で倒伏したにちがいない。早めに様子を見に行かないと)
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