2019年3月29日金曜日

ひょっこり芸

 マッシュルームカットに黒縁めがね、タンクトップにタイツ姿のお笑い芸人がいる。「ひょっこりはん」ということばもときどき聞く。先日、「ひょっこりはん」は芸名で、このタンクトップの若者のことだと、やっとわかった。
 月曜日(3月25日)の宵の6時台、晩酌をしながらテレビでローカルニュースを見ていたら、ひょっこりはんと、もう一人が福島県庁の知事室を訪ね、県内のファミリーマートで販売される弁当のPRをした。

 翌日の朝日新聞福島版=写真=によると、弁当は「ひょっこりはんの大豆でビビンバはん!」、もうひとつが「畑の肉のそぼろパスタ」だ。福島県はメタボの人間の割合が全国ワースト3だとか。それを改善しようと、県が吉本興業、ファミリーマートに提案し、お笑い芸人のひょっこりはんら2人が監修して、肉を使わない弁当が実現した。

 ひょっこりはんは知事室に入るとき、扉から顔を出して少し静止する「ひょっこり芸」を披露した。すると、知事が即座に「(お決まりのギャグで)ちゃんと出てくれましたね」と応じた(朝日)。知事も若いだけあって、ひょっこりはんの持ちネタを知っていた。そのやりとりを見ていて、ようやく名前とひょっこり芸が一致した。

 私は自然をテーマにしたテレビ番組が好きで、よく見る。NHKだけでも「自然のアルバム」に始まって、エンディングテーマの「BELIEVE(ビリーブ)」で知られる「生きもの地球紀行」を見続けた。今は「ダーウィンが来た!」を、「DASH村」と半々の感じで見ている。

ひょっこり芸?のもとになったようなシーンを、いろいろ思い出した。子猫、テン、リス、ナキウサギ……。ひょっこり芸をするのは小さい動物が多い。そのしぐさがかわいくて、無意識のうちに、ひょっこり芸に引かれていたのかもしれない。

 きのう(3月28日)も、同じ6時台のニュースで吉本のお笑い芸人「三瓶」(本宮市出身)が知事室を訪ね、知事と歓談しているところが報じられた。親交のあるサッカー日本代表長友佑都選手(トルコ・ガラタサライ)の料理人見習としてトルコへ渡るという。吉本興業はお笑い以外にも、いろいろ事業を展開しているのか。

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