2010年12月24日金曜日

海保ヘリ


太平洋側を通過する冬の低気圧が狂暴化している――。おととい(12月22日)のいわき民報で、いわき市錦町の鮫川河口付近(須賀海岸)に貨物船が座礁したという記事を読み、あらためてそんなことを思った。

きのう(12月23日)は県紙で遭難の詳細を知った。海保のヘリが乗組員の救助活動を繰り広げている写真も載った。貨物船座礁と同じ日、「尖閣」映像流出問題で、海上保安庁の職員が書類送検され、トップの長官以下24人の処分も発表された。

長官はいわき出身。駆け出しのころ、あるところで彼のお母さんを紹介され、以来、新聞情報ていどだが、着実にキャリアを積みあげていく息子さんに、一種のエールのような感覚を抱いてきた。みずから減給処分を下した今も、その気持ちに変わりはない。

いわきは海に接している。座礁事故だけでなく、海水浴客の遭難、船の衝突、転落といった海の事故が絶えない。9月初旬、私が住む地域の小学校を会場に地区の体育祭が行われた。偶然、会場の上空を海保のヘリが通過した。それをパチリとやった=写真。なにか事故があったのだろう。

で、座礁した貨物船の乗組員の救助に向かったのはこのヘリか――。県紙の写真に写っているヘリと、私が9月に撮ったヘリとを比較してみた。ヘリの足が違う。9月のヘリは足が棒状、座礁船乗組員救助のヘリは足が車輪だった。

棒でも車輪でもいい。海保の職員たちはこうして時々刻々、海の安全のために命を張って活動している。

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