2010年12月26日日曜日

タヌキとカラス


夏井川渓谷への行き帰り、道路に野生動物が死んで横たわっていることがある。前にも書いたが、フクロウ、ウサギ、テン、コジュケイ、イタチ……。なんでもありだ。街中では、たびたびネコの死骸を見る。犬も冷たくなっているときがある。交通事故死がほとんどだろう。

なかでも一番多いのはタヌキ。秋の初めのある早朝、またまたタヌキの死骸を見た。今年だけで3匹目だろうか。

夏井川に沿って車を走らせていた。平地から少し高い台地に移り、さらに一段と高い渓谷へ入る手前、夏井川第三発電所付近だ。カラスが3羽、群がっていた=写真。タヌキの死骸を見つけたばかりらしい。

カラスはまんべんなくいる、夏井川下流のサケのやな場にもあらわれる。やなの下流で息絶えたサケの目が空洞になっている。カラスは真っ先に眼球を狙う。タヌキもそこが目当てなのだろう。

テレビのネイチャー番組をよく見る。草食動物を仕留めたライオンはまずやわらかい内臓を食べるのを、それで知った。カラスは眼球だ。くちばしとキバの違いか。

自然のオキテだろうか。タヌキが死んで、カラスが舞い降りて、「とむらい」をする。おのずと厳かな気持ちになる。「自然はいつも教科書だ」という思いが浮かぶ。

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