夏井川渓谷の無量庵ではラジオを聴く=
写真。テレビはない。テレビを見る場合は、共同アンテナを利用しなくてはならない。何も溪谷まで来てテレビを見なくてもいいだろう――そういう思いもある。
ラジオは「ながら聴取」だ。が、結構、耳に入ってくる。きのう(12月26日)は全国高校駅伝の実況放送を聞いた。途中で昼寝をしたので、初めと終わりしか記憶にない。男子はスローペースで始まった。最後はトラック勝負になった。
鹿児島実業の選手が世羅(広島)の選手に追いつき、そのまま並走して競技場に入り、残り300メートルで一気に世羅の選手を突き放した。初優勝だという。追いつき、そのまま並走したのは相手の疲労度を測り、トラック勝負に出るため、という解説者の読みが当たった。すごい戦いになったものだ。
映像がない分、ラジオには言葉に集中して状況を想像しようという意識がはたらく。当然、福島県代表の田村の名が出てくるまで耳を澄ます。女子は29位、男子は8位。男子は今年も入賞を果たした。
記憶に残る最初のラジオ放送は、NHKの「一丁目一番地」だったか。昭和30年代に毎晩(月~金?)、放送された。確か、小柳徹という子役が出演していた。彼はのちに交通事故で亡くなっている。無量庵でラジオを聴いていると、そうしてラジオにかじりついていた小学生のころを思い出す。きのうもそうだった。
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