2012年6月1日金曜日

堤防の道路補修


毎朝、夏井川の堤防を歩く。正確には堤防天端(てんぱ)。アスファルトで舗装されている。人が歩き、車が走る。天端が一部、ぼろぼろになった。そこがようやく補修された=写真

昨年の東日本大震災のときに堤防がゆすられた。津波もさかのぼってきた。4月下旬、たまたま3・11前後から休んでいた散歩を復活して、堤防の“緩み”を知った。

アスファルトと土手の境目に砂利が噴いたようにこぼれていた。液状化現象? まさか。はっきりわかるすき間、いや溝ができたところもある。「路肩注意」の杭が立てられ、ロープが張られた。天端のひびは前からで、ところどころ凹みが見られるようになっていた。理由ははっきりしている。

あれから1年余。河川改修による土砂除去、あるいは川砂採取のためにダンプカーが往来し、その重みでアスファルト路面に入ったひびが亀甲模様に広がった。そうなると、いよいよ路面がへこみ、えぐられる。

そこへバラスがまかれた。まかれなかったところもある。雨が降ると水たまりができる。乾くと、車が通るたびに砂ぼこりが上がる。散歩をする人には歩きづらいスポットになった。

バラスではもう間に合わなくなったのだろう。パッチワークでもするように部分的にアスファルトが更新された。見た目はまさしく継ぎはぎだ。やっと災害復旧がなされたのだろう、ここでも。

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