前は品物とカミサンを送り届け、家に戻って2時間後に迎えに行く、というパターンだったが、2回も往復するのはめんどうだ。ここ数年は、寺の駐車場にとどまって行事が終わるのを待つことにしている。
運転席にいると、車内が“サンルーム”になって、いつのまにかトロンとしてしまう。
今年(2019年)はざっと1週間前の1月13日に開かれた。晴れて北西の風が吹き荒れる年もあったが、今年は快晴、無風。“サンルーム”で本を読み始めるとすぐ、まぶたがくっついた。
11時半には祭りのしめくくりに、お坊さんたちが境内に立つ観音像を巡りながら読経し、散華ともちを撒(ま)く。これまでは写真を撮るのに忙しかったが、今年はその私の前にもちが飛んで来た。カミサンは、横笛を吹く天女と踊る天女が描かれた散華を拾った=写真上1。少子高齢化が影響しているのか、駐車場は満パイでも人の数は少しずつ減っているようだ。
と、書いてきて、もうひとつ、定点観測をしているものを思い出した。今年もマンサクが咲き始めていた=写真上2。毎年、初観音に境内で咲いている木の花をチェックしている。ロウバイは満開。ヤブツバキも咲いている。
マンサクは去年、一昨年に比べると、花の数が少ない。暖冬だから早い、厳冬だから遅い――とは、単純にいえないのか。それとも、たまたまなのか。毎年見ていると、そんなことも気になってくる。
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