私もきのう早朝、家の前のごみ集積所にごみネットを出すことから、今年(2019年)の“地域の仕事”が始まった。さっそくカラスが鳴いていたが、ごみ袋が破かれて中身が散乱することはなかった。1キロ先では惨憺たるごみ出し初日になったが。
正月最初の日曜日、6日――。次の連休には用事があって夏井川渓谷の隠居へ出かけられない。で、松の内だが、カミサンが草刈りと木の剪定をした。私は庭の菜園に生ごみを埋めてから、ドラム缶でリンボウ(輪棒)と古いお札(ふだ)を焚き上げ、正月様を送った。
草刈りと剪定に助っ人が現れた。“孫”の父親で、充電式の草刈り機その他を持参した。隠居の庭の下の空き地に密集する枯れヨシを刈り払い、土手の木の剪定をしてくれた=写真上1。
時折、冷たい風が吹く。が、助っ人は「汗をかいた」という。厳寒期はこれからだが、今シーズンも暖冬気味で推移している。渓谷の名勝「籠場の滝」のしぶき氷は見られず、隠居の庭の菜園にスコップを差し込んでも土はやわらかい。霜柱は立つが、朝日が昇ればすぐ消える。まだそんな程度だ。
そういえば、平地から渓谷へと変わる境目の段丘、小川町・高崎では、道路沿いの白梅が開花していた=写真上2。今年が特別早いわけではない。高崎の白梅は、夏井川流域の県道小野四倉線沿いでは、平市街の幽霊橋(お城山の六間門と八幡小路を結ぶ天空の橋)そば、急斜面の白梅とともに真っ先に開花する。ということは、幽霊橋のそばの梅も咲いていることだろう。
すると、隠居の庭の下ではフキノトウが頭を出しているかも――。枯れ草を薙ぎ払って近づくと、枯れヨシに浸食されていた。フキノトウがどこにあるかわからない。これはまずい。ヨシは地下茎でどんどん縄張りを広げる。芽が出たら早いうちに刈りこむ必要がある。
フキノトウの写真は断念して、隠居の周りを歩いていると、下流の方から「ピーポー、ピーポー」が聞こえてきた。救急車が渓谷を走るのは珍しい。通り過ぎるのを見送り=写真上3、「ピーポー、ピーポー」が小集落を過ぎても鳴り続けていることを確認した。集落の先には川前町がある。急病か。戻って来なかったところをみると、田村郡小野町の病院へ搬送したようだ。
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