2019年1月27日日曜日

ホウボウの刺し身とアラ汁

 日曜日の晩は刺し身と決めている。初めてホウボウの刺し身を食べたのは、2013年師走最初の日曜日だった。行きつけの魚屋さんとのやりとりを記した拙ブログを参考にすると、ホウボウとの“初顔合わせ”はこんな具合だった。
 2012年までは夏場の「カツ刺し」オンリーだった。冬になると、魚屋さんから足が遠のく。ときどき、思い出したようにタコかイカの刺し身を食べる程度だった。2013年も、秋にカツオの刺し身からサンマの刺し身に替わり、それも品切れになって、白身の魚中心になった。

そろそろ打ち止めかと思いながら、師走に出かけると、ヒラメとホウボウ、皮をあぶったサワラの刺し身があった。サワラとホウボウは初めてだ。盛り合わせにしてもらった。ホウボウの甘みに引かれた。白身も捨てがたい。で、次の日曜日はヒラメも加えてもらった。ヒラメのえんがわがコリコリしてうまかった。

冬には冬の刺し身がある。生カツオ以外の刺し身のうまさを知って、1年を通して刺し身を食べるようになったのは、ざっくりいって震災後だ。初めての刺し身はもれなくブログで書いてきた。ブログにアップしなくても、日記には何の刺し身を買って来たか、味はどうだったか、くらいはメモしておく。「刺し身週記」だ。

 今年(2019年)はハガツオ、そして先週がホウボウ=写真上=だった。ハガツオは初めて、ホウボウは5年ぶりの対面だ。ホウボウはアラももらった。ヒラメやホウボウのアラ汁をすすってからは、カツオのアラ汁は急速に頭から消えた。ホウボウのアラをすまし汁=写真下=にすると、上品ですっきりさっぱりした味になる。砂糖を入れないのに甘みさえ感じられる。これが、たまらない。
 同じ阿武隈の山里出身、発酵学者の小泉武夫さんが“アラ汁小説”を書いた。新聞が取り上げていた。『骨まで愛して 粗屋五郎の築地物語』という。城卓矢の「骨まで愛して」という歌謡曲が大ヒットしたのは昭和41(1966)年。私は18歳、小泉さんは23歳だった。大人になった小泉さんには、歌が骨身にしみたのかもしれない。

“アラ汁小説”は図書館にあるが、「貸出中」になっている。そちらはしばらくがまんするとして、きょうは朝、いつものように車にマイ皿を積んで出かける。夕方、帰宅する前に魚屋さんへ寄る。どんな刺し身が待っているのか。拙ブログに当たると、3年前のちょうど今ごろ、イワシとヤリイカの刺し身を食べた。イワシもいいな。

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