2019年1月28日月曜日

除雪車が出動したようだ

 いわきでも、山間地では除雪車が出動する。道端の雪のかけらでそれがわかる、ということを――。
 土曜日(1月26日)未明に降った雪は、いわきの平地ではあっという間に消えた。雪によるスリップ・追突事故がなくてよかった。とはいえ、山地では、そして平地と山地の中間の渓谷では、雪が残っているはずだ。

 翌日曜日、つまりきのう、夏井川渓谷の隠居へ様子を見に行った。平地から渓谷に入ると、道路の両側に雪が残っていた=写真上。ところどころ雪のかたまりがある。土曜日の何時かはわからないが、除雪車が出動したのだろう。おかげで、アスファルト道路は乾いていた。

隠居に着く。庭は真っ白だ。ん! 雪の上に動物の足跡がある=写真下1。谷側の土手から庭に上ってほぼ一直線に家の玄関の方へ向かっている。隠居の濡れ縁や玄関先にテンらしい動物がフンをする。テンか? あとで、ネットでチェックしたら、テンではない。キツネの足跡に似る。これだから、渓谷通いがやめられない。
 先日、三春ネギの苗床に寒冷紗をかけた。そちらはどうか。雪の重みでたわんではいたが、ネギ苗を押しつぶすほどではなかった。

冷たい風が吹いて、雪がふっかけていた=写真下2。こんな日にはなにもすることがない。が、綿帽子をかぶった白菜、枝に雪が残って白と黒のストロークのようになっている裸の木々、道ばたの雪のかたまり……。めったにないシャッターチャンスだ。
しばらく動き回っていると、カミサンが「雪の写真を撮ったんだから、もう帰ろう」という。滞在わずか20分そこらでマチへ戻った。

上流の川前町は、渓谷のほかに山地に集落が点在する。そちらは一面の雪野原だろう。スタッドレスタイヤをはいていても、いわきの“雪国”を走り回る自信はない。

いわきは、大きくはハマを含む平地と山地の二つに分けられる。面積的には山地が圧倒的に多い。渓谷は山地でもあり、平地の地続きでもある。

この四半世紀は渓谷を“現場”に、いわきの平地と山地の違いを見てきた。同じ夏井川流域ではあっても、平地と山地のつながりは渓谷を媒介にした「非連続の連続」だ。だから、雪が降って、平地ではすぐとけた、やれやれ――という感覚にはなれない。少し雪が残っている渓谷、根雪になった山地の姿が見える。

ついでながら――。先日も紹介した永澤義嗣『気象予報と防災――予報官の道』(中公新書)にこんなくだりがあった。気象予報士や新聞が「上空の寒気が入り込んだ影響で、各地で雪が降り……」といったり書いたりするのは間違い。雨になるか雪になるかは地上の気温が重要であって、表現としては単に「寒気が入り込んだ影響で雪が降り……」でいいのだという。

地上の気温からいっても、いわきのハマやマチには「光の春」が訪れつつあるが、いわきのヤマはまだまだ「寒さの冬」のなかにある。

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