正月に高校サッカーを見た記憶はない。学生時代は陸上競技部に所属していた。「走る」スポーツには血が騒ぐが、「蹴る」スポーツにはどこか冷めている。しかし、今年(2019年)は違った。孫が夢中になっているスポーツだ。一家とともに前半戦を見た(後半戦が始まるころには外出した)。
一家が試合の流れを追いながら、あれこれ“批評”する。孫が出場選手を指して、「アンダー17」とか「Jリーガー」とかいう。だれのことだかさっぱりわからない。
あとでテレビのニュースと新聞記事で知った。尚志にも東福岡にも「U-17日本代表」がいる。日本代表としてはチームメートだが、この大会では敵として戦っている。日本代表に入るくらいだから、将来はJリーガーの可能性大だ、ということらしい。尚志のFW染野唯月(いつき)選手、2年生。孫があこがれる選手のひとりのようだ。
尚志は東福岡に勝って16強に入り、翌3日にも前年優勝の前橋育英を破って8強入りを果たした。きのうの県紙を見て、びっくりした=写真。
そういえば、孫の父親は中学生のとき、サッカー部ができて初代キャプテンになった。高校ではラグビーに転じた。2人の孫はその影響を受けているのかもしれない。
なかでも、下の孫は体育会系の予感がする。持久走では1、2、3年と記録を塗り替えている。私としては「走る」スポーツ、たとえば陸上短距離の足を磨いてほしいのだが、本人はサッカー漬けの日々だ。「蹴る」と「走る」を両立させることは可能なはず。しかし、老いては子に孫に従え、か――尚志の大躍進に刺激されて、極私的な思いが交差する年明けになった。
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