シャプラニール=市民による海外協力の会は、活動資金の一部を賄うために「ステナイ生活」を展開している。一例として、家庭や職場に眠っている使用済み切手や書き損じはがきなどを送ると、換金されたおカネがそのまま寄付金となって活動資金に充てられる。先日、シャプラニールいわき連絡会が送った使用済み切手が大きな金額になった。
バングラでは子ども20人に1人、ネパールでは同じく20人に5人が学校へ行かずに働いている。そんな子どもたちへの支援策として、シャプラは読み書き教室や技術指導を行うヘルプセンターの運営などの支援を行っている。
未投函のはがき10枚(約400円相当)で、家事使用人として働く少女たちが読み書きを学ぶ授業を1回開催することができるという。
使用済み切手はキロ当たり約600円になる。若い知人が持って来た。家を片づけていたら出てきた。最初は捨てるつもりだったが、別の若い知人にいわれて、シャプラの「ステナイ生活」を思い出した。いわき連絡会の代表をしているカミサンの話では、大きな箱で4つ送った。
シャプラとは47年前の創設時から付き合いがある。創設メンバーのひとりがいわき出身の朋友だった。市民からの寄付金は使途を明確にして報告する、という姿勢を堅持している。この愚直なまでの透明性こそがシャプラの真骨頂だ。
2018年度の「ステナイ生活」の実績は、2万1260件・5808万6390円。活動資金の調達面で重要な役割を果たしているという。やはり、塵(ちり)も積もれば山となる。
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