2020年7月19日日曜日

葉の上で夜明けを迎えた虫たち

虫たちが軒下の葉の上で夜明けを迎えるのも、梅雨期ならではの光景か。きのう(7月18日)の朝7時過ぎ、店の雨戸を開けたカミサンから声がかかった。「ヤツガシラの葉の上にカブトムシがいる」
店の軒下に、飾りとして使わなくなった臼(うす)が置いてある。その上に大皿が載っている。カミサンが水を張り、サトイモの一種のヤツガシラを入れたら、芽が出て葉を開き、茎がのびてきた。その葉の上にカブトムシの雌が1匹止まっていた=写真上1。体の表面にはびっしり水滴が付いている。

平ではきのう未明、雨が降った。降ってはやみ、降ってはやみ――を繰り返す梅雨期なので、特別なことではない。飛び回っていたカブトムシがその雨に遭遇して、緊急避難的に軒下のヤツガシラの葉の上で雨宿りをしたか。

昼前、カブトムシを見ると、少し動いた気配がある。表面には微小な水滴が付いたままだ。午後2時に見ると、そのままじっとしている。夜7時過ぎには、少し動いたが、やはりとどまっている。けさ(7月19日)は5時前に見た。カブトムシはいなかった。きのうは夕方から少し空気がぬるんだから、それで元気が戻ったか。

こう書くと、ジイサンがステイホーム(巣ごもり)のひまつぶしをしているようにみえるが、この10日ほどは役所から頼まれた「〇×調査員」探しの“宿題”に追われ、のんびり巣ごもりするどころではなかった。主婦のネットワークの力を借りて人を確保し、最終的に書類を投函して宿題を終えたのが、きのうの土曜日だった。

空は相変わらずの雨模様だが、心は肩の荷が下りて青空になった。それで、子どもみたいにカブトムシと向き合う気持ちがわいてきた。

そういえば――。早朝、台所の軒下のキュウリを見ているとき、葉の上に変な生きものがいた。まだ調べが付いていない。きのう、肩の荷を下ろしたついでにネットサーフィンをした。
7月10日に見たのは、どうやらヤガ(幼虫はネキリムシ)らしい=写真上2。その2日後に止まっていた虫がわからない=写真下。足と翅(はね)の半分が蜘蛛(くも)の巣をまとったように汚れている。
撮影データを拡大すると、足は蜘蛛の巣が絡まったような感じではなく、毛むくじゃら――そんなことがわかった。最初はクロアゲハかモンキアゲハだろうと思ったが、毛むくじゃらの足からわけがわからなくなった。現時点では正体不明というしかない。どなたかご存じの方、ご教示を。

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