2024年9月12日木曜日

青パパイヤが届く

                     
   パパイヤは南国のフルーツ。オレンジ色に完熟した、やわらかい果肉の高級品――今もそのイメージは変わらない。それとは別に、未熟なうちに食べる青パパイヤがある。この青パパイヤが最近、わが家でもなじみの食材になりつつある。

 3年前の秋、学校の後輩から青いパパイヤをもらった。これが始まりだった。後輩の家の前にハウスがある。そこで初めて栽培したのだという。

 家を訪ねた折、ハウスに案内された。黄色みがかった白い花と青い実を付けたパパイヤがあった。

東南アジアや沖縄ではパパイヤの未熟果を野菜として利用する。いわゆる青パパイヤだ。それを二つもらった。

「皮をむく、切る、水にさらす。それからサラダにして食べる」。後輩がユーチューブで学んだ食べ方だという。

さっそくネットでレシピをおさらいし、カミサンに伝える。実の内部は白い。それを細かく刻んで水にさらしたあと、ドレッシングサラダにした。初食感は「硬い」だった。

どうしたら硬さがほぐれるか。ネットであれこれ探ると、炒め物、煮物、せんぎりのてんぷら、きんぴらがいい、とあった。つまりは、もっと薄く切る、細くする、加熱するということらしい。

後輩はハウスから露地に切り替えて栽培を続けている。その露地モノが今年(2024年)も届いた=写真。

ドレッシングサラダ、つまり生では硬い――。その記憶があったので、せんぎりを炒めてもらった。

念のために自分のブログで食べ方を確かめる。青パパイヤを縦に二つに割って未熟な白い種を取り除き、ピーラーで皮をむく。

 さっそく炒め物が晩ごはんのおかずになって出てきた。やわらかく、さっぱりした食感がごはんにあった。

 二つに割った半分は、さらに四つ切りにして皮をむき、糠床に入れた。これも以前のブログを参考にした。

去年は糠漬けのほかに浅漬けも試した。それからまず紹介する。朝、薄く細く切ったものを塩でもみ、そのまま小さな容器に入れて軽く重しをのせた。昼に味を確かめたら、まだ半漬かりだった。

夕方まで漬けておくと、少しはしんなりしたが、大根のようにはならない。ずいぶん稠密(ちゅうみつ)なことがわかった。

で、糠漬けはというと――。一番小さい青パパイヤを下ごしらえに従って縦に四つに割り、皮をむいて糠床に差し込んだ。

12時間後に取り出すと、まだ全体に硬い。さらに12時間、つまり1日後、再び取り出したが、先端部が少しやわらかくなっただけだった。

やわらかくなった部分をカットし、薄切りにして試食する。硬い。浸透圧がよく働かないのか、外側はかなりしょっぱい。

と、ここまでが去年の糠漬けの話。「よし、これからだ、あれこれ考えるのは」。去年よりはましなものができたような気がするが、しょっぱいのには変わりがない。

ならばいっそ古漬けにして、食べるときに刻んで水につけ、塩出しをするか、などと開き直ってみるのだが……。青パパイヤはやはり手ごわい。

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