今年(2024年)最後の日曜日、12月29日。カミサンが、実家に用事があるというので、夏井川の堤防と国道399号(旧6号)を利用して、平・久保町へ出かけた。
そのあと赤井へ抜け、西小川から対岸の下小川に渡り、再び399号(県道小野四倉線)に出て、渓谷の隠居へ向かった。
1週間前までは渓谷のところどころにカエデの紅葉が散り残っていた。それが消えて、見通しがよくなった。
師走もどん詰まりの日曜日。カエデの紅葉が残っているとしたら、それこそ異常なことだ(が、隠居のカエデはまだ少し赤い葉をまとっていた)。
私は畑の隅に生ごみを埋め、カミサンは近くの小流れで落ち葉さらいをした。「つららができてるよ」。カミサンの声にうながされて小流れを見ると、脇から張り出している小枝に「しぶき氷」ができていた=写真上1。
畑の凍土も5センチほどになっていた。スコップがはね返される。前に生ごみを埋めてやわらかくなっているところから掘り進めた。
寒さが厳しくなるにつれて、いわきへ南下して来る冬鳥も多くなる。平地を移動するのに、田んぼ道ではなく堤防を利用したのは、朝の9時過ぎにコハクチョウがどのくらい夏井川にいるかを確かめるためだった。
まずは中神谷の調練場。数羽のハクチョウが羽を休めていた。ここはいつも少ない。次はサケのヤナ場があったところからやや上流、中神谷・川中島。そしてその上流、新川合流部。それぞれ小グループがかたまっていた。20羽いるかいないかだろう。
小川の三島は、10時ごろに通過した。国道から眼下のハクチョウにエサをやっている人がいた。
それもあってか、小川江筋の堰(せき)から上流にかけて、今季最大の200羽以上、もしかしたら300羽くらいはいたかもしれない。
渓谷に入ると、ロードランナーがいた。上流に向かって駆け上がっていく。しばらくすると、今度は3人の集団に追いついた=写真上2。
いつもはサイクリングの自転車を追い越すのだが、29日はランナーだった。今年の「走り納め」なのかもしれない。
「納め」といえば、29日は私らも隠居への「通い納め」になる。夕方はいつもの魚屋へ刺し身を買いに行った。
年末で忙殺されていたダンナが私の顔を見て言葉を発した。「きょうが日曜日だということを思い出しました」。私は「日曜日の男」らしい。それぞれに今年最後の日曜日があることを痛感した。
☆おことわり=12月31日と1月1~3日はブログを休みます。