2024年12月19日木曜日

歯科健診

                     
 夏の終わりから歯科医院に通っている。秋がきて庭のホトトギスが咲き、それに代わってツワブキ=写真=が咲いても、治療は終わらない。

虫歯が2本。福島県後期高齢者医療広域連合から歯科口腔健診の案内が届いたこともあって、何年かぶりで若いときから世話になっている歯科医院に足を運んだ。

 健診の内容はチラシに書かれていた。虫歯や歯周病の有無だけでなく、口腔の機能も含めたさまざまな検査を実施するという。

 検査の内容は歯・歯ぐき入れ歯(義歯)舌や唇かむ力飲み込む力かみ合わせ――の6項目だった。

歯周病と誤えん性肺炎や糖尿病などとの関連が図解されていて、思わずうなってしまった。

健診は、簡単といえば簡単だ。口腔機能や歯・歯ぐきの状態をチェックして、一言アドバイスを受ける。

40歳になるまでざっと20年間、たばこを吸い続けた。禁煙はわりと違和感なくできた。

禁煙10日目の文章が残っている。「たばこはマイルドセブン。一日におよそ40本。天気のいい日に発作的に吸うのをやめてみた。そのまま禁煙」したが、「やめた害は、今のところまったくない」とある。

それから35年以上たつが、喫煙の後遺症らしい。肺機能の低下がある、というアドバイスだった。

病院の検査でも同じことを言われた。モノを持ってちょっと動くだけでも息が切れやすいのはそのせいだろう。

それはともかく、メーンは虫歯の治療だ。右上の犬歯と右下の親知らずに穴があいていた。

右上の犬歯は穴に詰め物をして終わった。親知らずは歯茎から浮いているうえに、ボロボロになっていた。抜くしかなかった。

それが終わると、今度は左上の臼歯が欠けた。その治療が終わり、歯の掃除をしてもらった。

 するとまた、奥歯が歯周病にかかっていることがわかった。というわけで、4本目の治療に移る。

 この師走で「いったん終わり」を期待していたが、あっさり越年した。口腔健診の案内チラシにあったように、歯と歯ぐきの老化が進んでいるようだ。

あらためて健診の案内チラシを読む。①誤えん性肺炎=歯周病菌が肺の中に入り込み、炎症を起こす②糖尿病=歯肉の炎症で生じた物質や毒素が血液中に入り込みインスリンの働きを妨げる。

それだけではない。③動脈硬化=歯周病菌が血管に入ってしまうと、血栓を作ってしまう④認知症=アルツハイマー病の誘発と病状悪化に関係する。

 むし歯は今回も含めて治療をしているのでわかるが、歯周病は初めての診断だ。しかも、放置できないことがよくわかった。

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