いわきにハクチョウ飛来――の第一報に接してから9日目。10月25日にやっとこの目で飛来を確かめた。
ハクチョウ飛来地の夏井川(平・塩~中神谷)には、なぜか今季、ダイサギが何羽も定留している。堤防に出るとついハクチョウと誤認する。それが何日も続いた。
「孫」の父親が10月17日、ハクチョウが飛来したことをフェイスブックで伝えた。平・平窪の夏井川に第一陣がやって来た、というサインである。
これを機に平・塩~中神谷の夏井川をながめ、日曜日には小川・三島の同川でハクチョウの有無を確かめる。それが近年のならいだ。
今年(2025年)は福島県内第一陣として、10月9日、猪苗代湖に52羽も飛来した。猪苗代湖に第一陣が到着すると、およそ1週間後(遅くとも10日後)には、いわきの夏井川にも現れる。
10月9日付のブログでは、三島でサギをハクチョウと見誤ったことに触れ、10月15日には第一陣がやって来るかもしれないと書いた。それから2日後の今季初飛来だ。
ブログは2008年2月下旬に始めた。秋にはコハクチョウをウォッチングする。毎年、初飛来の日(正確には私の「初確認日」)をブログに書き留めてきた。
記録はあいまいな記憶を一掃する。「そう記憶している」といった甘い記述を粉砕する。事実に勝る表現はない。
というわけで、2008年秋から2024年秋までのハクチョウの「初確認日」(届いた情報も含む)をチェックしてみた。
いずれも10月である。上旬は8、9日。中旬は10、11、12、13、15、16、17、19日。下旬は20、23、29日。そして今年は10月17日。この18年間の平均飛来日(確認日)は10月15日だ。
ハクチョウ飛来の報を受けたその日、マチへ行くカミサンのアッシー君をしながら、一部、夏井川の堤防を利用した(平・鎌田~塩区間は堤防工事のために通行止め=週末は休工で通行可)。
わが生活圏では新川合流部の塩地内がハクチョウの越冬地だ。しかし、ハクチョウらしい姿は確認できなかった。新川合流部まで見通せる場所まで行ったが、やはりハクチョウの姿はない。
翌日から、用事をつくっては何度も新川合流部が見渡せるところまで車を走らせた。いつも白い鳥がかたまっていて、最初は「来た!」と喜ぶのだが、すぐダイサギとわかってガックリくる。
25日は朝、法事でカミサンの実家の菩提寺へ向かう途中、堤防に出た。するとサケのやな場の下流、調練場(中神谷)の夏井川にハクチョウがいた=写真。その数ざっと20羽。今季初確認だ。
不思議なもので、それからはハクチョウと誤認していたダイサギが遠目でもすぐサギとわかるようになった。
法事からの帰り、また堤防を利用した。新川合流部には20羽ほど大きな鳥がいた。ダイサギとアオサギだった。調練場ではハクチョウが朝と同じように羽を休めていた。「うん、うん、よしよし」である。
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