2016年1月29日金曜日

葉痕を探しに

 この週末も予定が入っている。行政の回覧資料も仕分けして区の役員さんに届けないといけない。夏井川渓谷の隠居へは1月10日(連休のまんなか)以来、20日近く行っていない。
 18日は暴風雨の影響で渓谷のガケの一部が崩れ、翌19日午後5時まで通行止めになった。
 
 わが家の生ごみがバケツにいっぱいになった。それを、隠居の菜園に埋める。ついでに、土砂崩れがおきた場所を、隠居の対岸にある「木守の滝」の凍り具合を、立ち枯れ大木のキツツキのつつき跡を確かめる――朝食後に出かけて、昼には戻る。午後3時には近くの公民館で使用者団体の代表者会議がある。
 
 木々の葉痕もウオッチングしよう。一番好きな葉痕はオニグルミ=写真。「モヒカン刈りの面長プロレスラー」であり、「目覚めたばかりのヒツジ」でもある。冬の楽しみ方のひとつだ。フジは困って眉を寄せた肥満顔、アジサイは長い頭巾をかぶった三角顔、クズはパンダ顔――葉痕は樹種によって異なり、同じ木でも一つひとつ異なる。
 
 気になるのは天気だ。浜通りの予報は「雪か雨」。午前50%、午後70%、夜80%と降水確率は高い。
 
 実は、というべきか。葉痕ウオッチングなどは口実で、ほんとうは隠居の水道管が気になっているのだ。台所の温水器は水を抜いている(はず)。洗面所も栓を締めてある(はず)。凍結・破損はしていないだろうと思いつつも、この目で確かめないことには安心できない。
 
 漏水していたらモーターの電源を止め、「水道のホームドクター」である同級生に連絡する。それから傘をさして森の中を歩く。

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