おととい(1月10日)――。平地から山地の夏井川渓谷まで、梅とヤブツバキの「花前線」をチェックしながら、国道399号~県道小野四倉線を駆け上がった。標高は5メートル前後から200メートル余だろうか。暖地性のヤブツバキは、夏井川流域では海岸部から渓谷下部まで分布する。
上流ではおおむね夏井川に沿って道が伸びている。沿道の白梅ポイントは3カ所。①いわき駅に近い平・八幡小路と六軒門に架かる通称「幽霊橋」の下の急斜面②小川・高崎の知人の家③夏井川渓谷の小集落(牛小川)――。
幽霊橋の梅はきれいに剪定されていた。花は来年(2017年)にならないと咲かない。高崎の梅も剪定されていたが、反対側の道端にある白梅はほぼ満開だった。隠居のある牛小川にも「梅前線」は届いていた。隠居の梅も、近所の梅も咲いていた。牛小川の手前、椚平の梅が咲いたのは「12月22日、ビックリポン」と、現地の友人がコメントを寄せた。
もうひとつ、ヤブツバキはどうか。平地(平・胡麻沢)はもちろんだが、少し標高の高い高崎(小川)、もっと高い江田(小川)でも花が咲いていた。その先、椚平から牛小川にかけては見かけなかった。では、アセビはと見ると、わが隠居の入り口にあるものが二枝ほど花をつけていた。
梅前線のチェックは牛小川止まり、つまり隠居まで、だった。が、今年はV字谷の奥、川前まで確かめてみようという気になった。川前駅周辺の次の集落は宇根尻。山里にしては豁然と開けた感じが好きで、たまに写真を撮りに行く。川前の最初の集落では紅梅が満開だった=写真。白梅も咲きだしていた。宇根尻の入り口付近にある白梅も咲いていた。
その先は――。もうキリがない。宇根尻から隠居へ戻ったあと、庭にある辛み大根を引っこ抜いた。土は全く凍っていなかった。対岸の「木守の滝」にも氷はなかった。1月だからジャンバーを着るのは当たり前だが、ちょっと動き回っただけで汗ばんだ。
予報ではこれから寒気が強まる。木守の滝が凍らないと、夏のオンザロック用の天然氷が取れない。やはり、ここは冬らしくなってくれないと。
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