2016年1月30日土曜日

しぶき氷が少々

 きょう(1月30日)は起きると、外は銀世界。いわきの平地では久しぶりの「大雪」だ。交通渋滞と追突事故の多発が予想される(除雪車はもう出動しているのではないか)。夏井川渓谷の隠居へ出かけるのは、きのうかきょうしかないということで、きのう行って正解だった。そのときの様子――。
 隠居に着いたとたん、庭のカエデにどこからか鳥の群れがやって来た。運転席から見た限りではエナガより大きい。シメかもしれない、と思ったが、ずんぐりしたくちばしまでは確認できなかった。望遠でパチリとやったものの、拡大するとボケ・ブレがひどい。私が車を降りると鳥たちはあわてて飛び去った。

 すぐ台所と洗面所をチェックする。水道管からヒューヒュー水が噴いているようなことはなかった。厳寒期だが、水抜きをしていれば凍結・破損の心配はない(それを怠ったために、これまで何度、床が水浸しになったことか)。

 朝のうちに雨になった。その雨が、いわきの平地では昼過ぎ、雪に変わった。ちょうど渓谷から街へ下り、用をすませて帰宅するころだった。山間部の三和町ではしかし、朝から雪だったようだ。

 隠居に着いたのは9時半過ぎ。小雨だったので、フード付きのコートを着て、庭に生ごみを埋めた。水道管は大丈夫、生ごみも埋めた――となれば、あとは傘をさして森を巡るだけだ。

 隠居の対岸にある「木守の滝」は、ほんの少し「しぶき氷」ができていた=写真。なにか大きな人間が使う野球グローブの中指と人差し指といった感じだ。そばの立ち枯れ大木は、よく見たらキツツキのつついた跡が上にも下にもある。ずいぶん前からキツツキのレストランになっていたようだ。
 
 道々、葉痕ウオッチングもした。が、葉痕は大きくて1センチほど、小さいのは1ミリ、2ミリ。隠居に置いてある、ひも付きの3枚ルーペを忘れた。花眼(老眼)ではさっぱりかたちがわからない。
 
 にしても、3週間近く足が遠のいていると、「渓谷の細胞は変わる」といった思いになる。それについては、あした。

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