2016年1月10日日曜日

南隣の梅は三分咲き

 わが家の南隣は義弟の家。あるじは入院中で、カミサンが家の内外の手入れをしている。「庭の梅が一輪咲いた」と聞いたのはおととい(1月8日)。きのうの昼に見たら、もう三分咲きだった=写真。
 正月に花をつける梅の木が、わが生活圏(行動圏)の夏井川下流域にもある。2011年1月の場合(3月11日に東日本大震災が発生した)――。

 平の中心市街地の近く、八幡小路からお城山に架かる跨道橋、通称「幽霊橋」(高麗橋)の下、国道399号の急斜面にある梅の木が1月14日には満開に近い状態だった。夏井川堤防沿い、平字中神谷地内の農家の庭でも梅の花が見られた。国道399号と一部重なる県道小野四倉線沿いでは、平地から一段高くなる小川町・高崎あたり、知人の家の梅の木がちらほら花をつけていた。

 翌2012年は逆に、「梅前線」がなかなか到着しなかった。旧小名浜測候所による生物季節観測では、小名浜の梅開花の平年値は「2月18日」。この年、小名浜では開花が3月22日と、平年より1カ月も遅れた。
 
 平年をはさめば、梅の開花時期には2カ月ほどの幅がある。「遅速」に過剰に反応する必要はないが、この冬は(フェイスブックなどの情報によると)、ほかの花も狂ったように早く咲いている。
 
 きょうはこれから夏井川渓谷の隠居へ行く。途中で幽霊橋の下と小川・高崎の梅をチェックしよう。同じ高崎で師走のうちに咲きだしたヤブツバキも、どの辺まで咲いているか確かめよう。それこそ、渓谷でも咲いていたら、ビックリだ。
 
 そうだ、もうひとつ。夏井川渓谷には「地域温暖化」の指標にしている「木守の滝」がある。例年、1月後半から少しずつ氷結し、2月前半あたりでピークを迎える。年によって、もちろん日によって寒暖を繰り返すのが気象だが、日記を見る限り滝の氷柱(つらら)は20年前より小さくなっている。これも確かめる。

0 件のコメント: