いわき市小名浜大原の徳蔵院では、1月15日前後の日曜日に「初観音」が催される。「かんのん市」も同時に開かれる。住職の奥さんとカミサンが国際交流のイベントで知り合って以来、毎年、カミサンが「シャプラニール=市民による海外協力の会」のフェアトレード商品を展示・販売する。今年(2016年)も17日、荷物と一緒にカミサンを送迎した。
去年は同じ平・神谷に住む知人夫妻が「かんのん市」に参加した。今年も奥さんが友達と参加した。去年同様、白菜などを並べていたので、帰りに2玉を買った。
去年は駐車場で本を読みながら「かんのん市」の終わりを待ったら、寝入ってしまった。今年は平消防署主催のいわき駅前防災大作戦に顔を出さないといけなかったので、そちらへ行ってすぐ戻った。境内にあるマンサクの若木が花をつけていた。去年もそうだった。それだけではない。去年は気づかなかったロウバイの花も満開だ=写真。
「かんのん市」終了まで少し時間があったので、本堂のわきから墓地へと裏山沿いに歩いてヤブツバキの花を眺めながら、頭上にある花を接写した。こういうときには、デジカメがいいおもちゃになる。
初観音・かんのん市・知人・白菜・花の撮影……。去年と全く同じ光景に出合い、全く同じことをする。それは「無事」であることの証しでもあるだろう。
どうにかこうにか生きて新しい年を迎えることができた。「小事」はだれにでもある。が、こうしてまた去年と同じ人と会い、同じことをしている。いや、していられるのは喜ばしいことではないかと思うのだった。
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けさは目が覚めたら8時。田町から帰ったのは何時だったか。きのう、ブログに書いた津波生還者を含めて4人で2次会、2人で3次会をやったら、時間はどうでもよくなった。「風邪をひいて寝てるのに」と、怒る人がそばにいる。今年の「初般若」だ。
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