前にも書いたが、半月前、夏井川渓谷の「木守の滝」がどのくらい凍っているか、見に行った。まったく凍っていなかった。滝の前に立ち枯れた大木がある。ひとめぐりしたら、根元近くにキツツキのつついた跡があった=写真。
この木は何年か前、幹の上部が折れた。根元に横たわっている。倒木からサルノコシカケの仲間が生えてきた。立ち枯れのままの幹にも同じ腐朽菌が発生している。キツツキがつついたのは最近のようだ。穴も根元に散らばるおがくずも新しい。穴の大きさからすると、コゲラではなくアカゲラだろう。
肝心の木の名前がわからない。20年以上、渓谷へ通っているが、鮮やかな花をつけるアカヤシオ(方言名イワツツジ)やシロヤシオ(同マツハダドウダン)、トウゴクミツバツツジなどのほかは、樹木図鑑を開いても「ウーン」となってしまう。樹種によっては幼木と成木では姿かたちが違う。
きょう(1月24日)は日曜日。新聞を取りに玄関の戸を開けたら、車の屋根に雪がうっすら積もっていた。スタッドレスタイヤを履いているので、渓谷へ出かけてもいいのだが。滝の凍り具合と、キツツキのつついた跡が増えたかどうかも気になるのだが……。浜通りの天気予報は「晴れとときどき曇り、所により夕方まで雪」だという。
なにかあって戻る時間がずれこむと、午後2時から生涯学習プラザで開かれる作家不破俊輔さん(北海道)の講演「天田愚庵とその時代」を聴くことができなくなる。午前中は家にいて、キツツキになったつもりで雑誌の校正に精を出そう。
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