きのう(1月12日)の続き――。平高専(現福島高専)の「入学者」の集まりである「専友会」が、久しぶりにいわき市で開かれた。いわき湯本温泉、ホテル美里が会場になった=写真。幹事が級友で、いわき開催ときては欠席するわけにいかない。十数年ぶりに参加した。
個人的なネットワークから発展した集まりだから、参集範囲は限られる。それでも、出欠の返事をよこした先輩は弁理士、弁護士、会社役員、地方政治家、大学教授、元高校教師、サラリーマン生活を終えて民生委員や町内会に関係している人と、多彩だ。
席上配られた返信はがきのコピーや近況報告を手がかりに、帰宅後、ネットで先輩の情報を探った。
情報処理学会がコンピューターとトップ棋士との対局を望んで日本将棋連盟に挑戦状をたたきつけた。連盟の指名で女流棋士が受けて立ったが、コンピューターに敗れた。そのときの学会の会長が大学教授の先輩(1期生)だった。
その技術がスペースシャトルにも使われた、化学分析用の機器を開発・製造している郡山市のベンチャー企業は、2期生が社長だ。「隠れた世界企業」だという。複合型ショッピングセンターの開発を手がける会社の経営者で、白河商工会議所副会頭を務める2期生もいる。
弁理士の1期生がこれら2期生と連携し、特許などの知的財産を保護したり、中央と地方のパイプを生かして地域活性化事業を展開したりしているという。
ほかに、石巻に住む2期生と話をしていたら、小名浜に住むいわき地域学會の先輩といとこだということが分かった。津波被害を気にかけていたのでその場でケータイをかけ、いとこ同士で話をしてもらった。石巻の自分の会社は港の近くにあった。グーグルアースで見ると、そこは更地になっている。
そうそう、以前は湯本で定期的な飲み会があった。そのときのメンバーでもあるホテルの女将さんとも久しぶりに顔を合わせた。「ふっくらして、お元気そうで」「いやいや、むくんでるだけ」。これらも含めて、やる気を喚起する刺激的な集まりになった。
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