生活していればごみが出る。決まった日に、決まったやり方で、決まった場所に出す。すると、収集車が来てごみ袋を回収する。保健衛生・環境美化の面からも優れたシステムだ。
そのシステムに目をつけたのがカラス。「燃やすごみの日」になると、通りに現れる。ごみ袋をつついて、生ごみを路上に食べ散らかす。カラス対策に悩み続けていたある班(隣組)はついに最近、ごみネットから折り畳み可能なごみ箱に替えた=写真。効果は抜群らしい。細道のそばに空き地があったので、できたことかもしれないが。
カラスを呼び寄せるのは、しかし人間だ。ごみネットの中にきちんと押しこまない。ルール通りに出さない。カラスはそんな人間のスキをついてくる。
日本人のおおかたはふだんから環境美化に努めている。ポイ捨てしても、違反ごみを出しても平気な人間はごく一部だろう。
春のいわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動が6月3~5日に行われた。最終日は家の周りをきれいにする「清掃デー」。その日に限って違反ごみが出る。それも早朝、住民が一斉に清掃をしてごみを袋に詰め、決められた集積所に出して、収集車が回収したあと、夜陰に乗じて、だった。
清掃デーの翌日は、わが区は「燃やすごみ」の日。そこに、「燃えないごみ」とは違う、有料の家電リサイクル品(ブラウン管テレビ)が出ていた。当然、回収されずに残る。
ごみ集積所を管理する班長さんから「どうしたものか」と相談を受けた。前にも同じようなケースがあった。ここは市に連絡して、環境美化の観点から対処してもらうしかない。ごく一部の人間とはいえ、やり方がこすい、いや、せこい?
これとは別に、清掃デーがらみで寄せられた要望もある。隣の区との境界に三面舗装の排水路・三夜川が流れている。あるところでは、民家の庭から木の枝が水面を覆うように垂れさがっている。あるところでは、そばの人道(旧あぜ道?)が草ぼうぼうになっている。家の裏なので毎年、見かねて人に頼んで刈っているが、ほんとうはだれの管理なのか――。
コミュニティに生じる波風は、こうした保健衛生上の問題が大半だ。半分要望、半分確認のための文書をつくって、近日、市役所へ行く。
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