役所はあした(12月28日)が「仕事納め」の日。年が明けてからでもいいが、年内にけりをつけておきたいものがある。ぎりぎりになっていわき市の某課にメールを入れ、書類を届けた(仕事と所属する団体の業務のため)。メールはともかく、実際に足を運んでみると、年の瀬のあわただしさが身にしみた。
12月の半ば――。平消防署の近くで赤信号になった。西隣は平市民運動場。運動場のはずれ、国道6号沿いで消防団の若手が「はしご乗り」の練習をしていた=写真。ああ、年の瀬だな――そのときはヒトゴトのように軽く思ったものだ。
今年(2016年)最後の週が始まった。年内にやっておきたいことを書き出して、きょうはこれを、あしたはあれを――と決める。月曜日(12月26日)は冒頭の役所のほかに、銀行へ行って当面の生活費を引き出し、信用組合で区内会に振り込まれた資源回収還付金を下ろした。
わが家から近い順に用を足すと決めた。ところが、信組の駐車場は満パイ。銀行の駐車場はかろうじて何台か空いていた。役所へ行くと「駐車場は満パイです」。それでもいちおう巡って空きスペースを探したがない。再び信組へ行くと、別の駐車場に空きがあった。2時半だった。そのあと再び役所へ向かい、庁舎南側の立体駐車場に止める。三つの用を足すのにえらく時間がかかった。これが年の瀬なのだ。
新聞社を離れてからはいつもトウジシャ。記者は「風景」を見るだけだったが、トウジシャは「風景」を構成する一員、コミュニティのなかで繰り広げられるあれこれに関係する。当然、喜怒哀楽が生まれる。元ブンヤとしては「風景」の内部、つまり暮らしのなかに眠るニュースを掘り起こすのが楽しみになった。
これもそのひとつ。江戸時代の年末の川柳に「掛取りの帰らぬうちはうなって居」(仮病をつかう)がある。現代は新聞など月々の「掛取り」が基本だが、年末にはそれが早まって押し寄せる。銀行から帰ってきたら、カミサンが「ガス屋さんが来たけど、支払いはあしたにしてもらった」という。間に合わなかったか。
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