2019年10月17日木曜日

台風19号⑤中止・延期・休校

台風19号の襲来と浸水・断水の影響で催しが中止になったり、延期になったりするケースが増えている。きのう(10月16日)の夕刊にも、敬老会やフリーマーケット中止などの見出しが並んだ=写真。
私が関係するものでは、第42回吉野せい賞の記者会見(15日)、まちづくり観光ビューローの会議(17日)、神谷公民館まつり(20日)が中止になった。せい賞は記者クラブへの資料の投げ込みに切り替えられたようだ。出演する若い知人からチケットを買った、コバケン(小林研一郎)指揮のいわき交響楽団第35回記念定期演奏会(13日)も中止になった。

平浄水場から配水を受けている23の小中学校は断水休校、通学路と地区の被災状況から5小中学校も休校した。小学生の孫2人は断水休校の組で、結局、12日から20日まで9日間、家にいることになる。

いわき地区秋季陸上競技選手権大会は12~13日に開かれる予定だったが、台風のために13日の1日だけに変更になり、さらにこれも延期になった。上の孫(小6)が80メートルハードルと400メートルリレーに出場する。楽しみが先送りされた。

さて、行事の中止・延期が相次ぐ中、いわき地域学會は土曜日(19日)午後2時から予定通り、いわき市文化センター視聴覚教室で第27回阿武隈山地研究発表会を兼ねた第351回市民講座を開く。山階鳥類研究所鳥類標識調査員、福島県野生動植物保護アドバイザー(鳥類担当)の川俣浩文日本野鳥の会いわき支部長がゲスト講師として「いわきの鳥類調査と生息地保全」と題して話す。

ガンカモ調査、ウミウ調査、コシアカツバメ調査、コアジサシ調査について、鳥類標識調査の話題を織り交ぜながら紹介する。市内に計画されている風力発電事業についても、野鳥の生息地保全の観点から取り上げる。

阿武隈高地では今、べらぼうな数の風車の建設が計画されている。スーパータイフーンの頻発がいわれるなか、災害の観点から風力発電の是非を考える必要がありはしないか。台風が猛威を振るった直後だからこそ、いわきの自然環境を基礎から学ぶチャンスでもある。地域学會の会員でなくても受講できる(資料代200円)。

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