2019年10月13日日曜日

台風19号①川の氾濫相次ぐ

 まずは台風19号の浸水被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。――きょう(10月13日)はいつもの4時過ぎに目が覚めた。睡眠時間はざっと3時間。庭に出ると、南天にオリオンが輝いていた。樹上ではアオマツムシが鳴いている。家の周りを見たが、さいわい異変はなかった。
SNSでいわき市内の被災状況をチェックした。昔住んでいた平窪地区と夏井川をはさんだ対岸の赤井地区が冠水した。夏井川は、上流の小川町だけでなく平窪・赤井でも氾濫したのだろうか。同川支流・好間川、市街地を流れる新川も氾濫した。

 以下は備忘のための、きのうのメモ。――午前10時ごろに雨が降りだす。やんだり降ったりしながら、次第に雨脚が強まり、風も吹き荒れるようになった。

日中は家にこもって、本を読んで過ごした。午後4時前、茶の間の雨戸を閉めた。15~20年前、やはり台風が接近するというので、雨戸を閉めたことがある。それ以来だ。

宵になって状況が切迫すると、テレビだけでなく、ツイッターやフェイスブックでリアルタイムに近い情報を得るようにした。時折、それを繰り返し、メールをチェックする。気象庁のホームページもときどきのぞく。

テレビは「東京中心」で、私が住んでいる「いわき中心」の情報は少ない。遅い。大状況はテレビで、小状況はSNSとメールで――と使い分ける。夜更けには、テレビを消音にし、防災ラジオに切り替えた。家にあるメディア機器と機能を組み合わせて状況を判断するしかない。

 台風19号関連の防災メールは12日だけでおよそ50本届いた。12日の受信記録からいわき市内の河川の状況を振り返る。

①午後3時20分、新川(夏井川支流)・好間川(同)・矢田川(藤原川支流)で避難勧告②4時20分、仁井田川(横川=夏井川支流)、大久川で同じく避難勧告③7時10分、新川に避難指示(緊急)発令④続いて同様に、好間川・大久川・遠野町滝・宮川(新川支流)・鮫川・仁井田川・夏井川・藤原川に避難指示⑤10時50分、釜戸川に同じ避難指示⑥11時10分には、鮫川上流の高柴ダムの緊急放流――。

 そうこうしているうちに、夜11時20分、いわき市小川町高萩地内で夏井川が、同40分に同市内郷、平地内の複数個所で新川が氾濫、警戒レベル5の災害発生情報が発令された。その前、11時5分ごろにはテレビに「夏井川 洪水のおそれ」のテロップが=写真。

私の住む中神谷地区に避難指示(緊急)が発令されたのは夜9時40分。茶の間の座卓の周りに積み上げてある資料を階段に移したあと、カミサンを起こして山の手へ避難した。最寄りの避難所である平二中は満パイ。とにかく、高台で台風をやり過ごすつもりだったが、カミサンが「こんなところで」と嫌がった。結局、自宅へ戻り、いざというときには2階へ「垂直避難」をすることにする。

13日になってすぐの0時15分過ぎ、雨音が弱まり、爆音に近い風が吹いたあとは、次第に静かになった。SNSで「BSが見られるようになった」という情報に接して、1時すぎ、床に就いた。

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